何事も実践あるのみ
「こうすれば売れる」系のマーケティング本は本当に星の数ほどあるけれど、「具体的にはこうしたらいい」という具体的な方向性を示してくれる本にはなかなか巡り会えない。そういう意味で「実際に売る」ためにどういう行動を起こせばいいかについて、ヒントを与えてくれる本書は貴重。
実際のケーススタディが豊富にあればもっと嬉しかったので、☆4つ。
スペックよりも実践から生まれる真のマーケティング術
昨今、マーケティングにおいてケータイの活用を謳う本は多い。しかし、その多くが普及台数の多さや技術進歩に基づく夢物語を
述べるばかりで、本当に企業や店舗の現場で実践できそうな情報が
実は乏しいことに驚かされる。つまり、「手段」であるべきケータイが
「目的化」してしまっている。
「おサイフケータイ」も正にその一例で、多くの人はケータイが財布の
代わりになるくらいの認識しか持てていないのが実情だろう。
この本は、そういった「能書き」から入るのではなく、「店舗」という
現場の、最前線が求めている課題解決の方法策として、筆者が経験して
きた多くの成功・失敗事例をベースに現実味を感じられる視点で書き綴られている。
カタカナ用語が比較的多く感じられるのは筆者の生い立ちがそうさせて
いるのかもしれないが、きちんと注釈を付けて解説しているのでそれ程
苦にはならないだろう。
企業のマーケティング担当から店舗責任者まで、特に小売や外食産業の
方々にぴったりハマる本ではないかと思う。
「店舗をケータイでブックマークする」という概念は相当新鮮だ。
今やらなくては。
PCに比べたら携帯電話は1人1台。そこにビジネスチャンスとして目をつける人は多い。けれど、大量のメールマガジンは迷惑メールとしてすぐ削除されてしまうし、100円かけて作ったDMと1円もしないメールマガジンとどっちが効果があるのか?そんな中確実に消費者をとりこにし、売上に反映していく企業もある。どうして?何故?しかも今度は「おサイフケータイ」だなんて。
電子マネーに会員証機能なんて一体どうすりゃいいの?
判らないことだらけでした。
私はもともとマーケティング本なんて読みませんでした。
答えがなく、とめどなく、で、どうすりゃいいの?と思ってしまうから。
しかし、それは違った。簡単に答えなど求めてしまってはいけないのだ。
だから、失敗が生まれてしまう。
考えて、考えて、実践して、分析して初めて次の一歩が出る。
それを実感させられました。何度も読み返して、次に何をやるか実践したくなる一冊です。