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先般、本書を読んでいる途中で気付いたことを書かせていただくとともに、途中評価として★(×4)とさせていただきましたが、本日本書を読み終わり、改めて★(×5)として再評価させていただきます。 さて、小生は、数ヶ月前より創発、セレンディピティ、複雑系、自己組織化等々のキーワードで国内外の書籍およびアーティクル等を探し読んでいますが、同分野の初学生である小生には正直難解な部分が多く、わかったようなわからないような消化不良のような状態が続いておりました。そのような中、本書に出会うことで、「創発」を実践的に理解し消化できたことに大変満足しております。読み終えて、改めて気付いたのですが、本書で紹介されている様々な話の水面下では重厚な理論構築がなされており、本来は難解な複雑系の科学に分類されるテーマを、身近な例を上げながら、誰にでも理解できるように書かれていることについて、僭越ながら高く評価させていただきます。 追記: 本書でセレンディピティと創発の違い(「創発は自分が置かれている座標の変換、すなわち、自分が変わることを含んでいる。」)とあるのを読んで、セレンディピティと創発の共通点のひとつとして、アウトカムを生み出す直接の要因は、主体としてのエージェント(人に限定しない)にではなく、つながり、あるいはエンカウンター、もしくはネットワーク、コネクション、組織化、シナプス等々にあるのではないかと思いました。全く自信ありませんが、複雑系の科学に関する本をいろいろ読んでそう思いました。誤った理解でなければ幸いです。