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この萌え萌えシリーズは何作かを、一読しただけで放り出した経験があります。 イラストはさておき、どれもこれも書かれている解説が子供だましといっても良いくらいの超入門者にしか意味のない内容だったり、有名書籍からの孫引きで著者の理解が薄いという感想でした。 しかし、知人から聞いて手にとったこの本はこのシリーズの中でも一線を画する傑物でした。 まず紹介されないようなマニアックな銃器が多数扱われ、詳細な解説がしてあります。 過去の銃器辞典は銃好きやガンマニアが見れば冒涜的ともとれる内容でしたが、この本は特殊と銘打っているにもかかわらず、銃器のセオリーや開発過程といったものへの考察をも含めて非常に読み応えのあるものものになっています。 ズブ初心者には少しだけ敷居が高いかもしれませんが薄く毒にも薬にもならない内容よりは入門書としてもこれくらい突き抜けていたほうが面白いと思います。 内容的には銃器雑誌からの孫引きの部分もあるとは思いますが、『いったい著者はどこからネタを仕入れたか?』というようなモノばかりなのに加えて、過激派に直接取材したとしか思えない内容の記述など、ライターのイカれっぷりと本気度はかなりのモノ。 一方で、このシリーズの特徴であり問題点ともいえる無駄なイラストの多さがもったいない。 イラストを減らして写真や解説図、詳細な解説、コラムを増やすべきであると思います。 その仕様をあえて半ば無視した確信犯的な著者のやり口は理解できるが、ここは写真は無理だとしても精密画を描けるイラストレーターに萌え絵の入った解説図を入れるくらいのこだわりはほしかった。 とはいえ、出版社のハラも二束三文のイラストレーターで濡れ手に粟を狙っているのだろうから、これは著者の介在できる類の問題ではないかもしれない。 もし続編が作られるのなら、無駄なイラストを減らし、萌えイラストで銃器を解説するというコンセプトにシフトして、マニアックなテキストを生かす仕様になって欲しいものだと思う。 そうなれば文句なく★5をつけますね。
題材は 面白いと思いますが… ゲテモノ銃器の資料として購入しましたが、「おんなの子」の扇情イラストを一枚でも減らし、実銃の写真を載せて欲しかったが本音です。 本のコンセプト上 「扇情イラスト」が売りなのは仕方ないとして…。 銃器の解説は 著者の実銃調査ではなく 他文献の引用(孫引き・ひ孫引き)が主なのですから、「扇情イラスト」以外の 商品としてマニアを納得させるだけの「本としての売り」がやはり欲しいです。 出来れば解説銃器毎に参考文献(雑誌ならば 発行号数 記事 著者名)をのせてもらえれば、読者の手持ち資料の「検索はや引き」辞典として 実用価値 という付加価値がついたのではと思います。 また 古式銃に関してはリサーチ不足が目立つように感じました。 所壮吉 氏の著作「図解古銃辞典」を主に解説されているようですが、日本独自の「握り筒(介砲)」の存在について否定的な所壮吉 氏に対し、近年 澤田氏は その著作「日本の古式銃」において 現存する古式銃を取り上げ 所壮吉 氏の説に対して反論をされています。 特殊銃器編でPART-2がでるならば、名和弓雄 氏や高橋昇 氏の著作も含めて 再リサーチを願います。