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Web2.0が殺すもの (Yosensha Paperbacks)

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Web2.0が殺すもの (Yosensha Paperbacks)の商品レビュー

2.0 切り口は良いのだが・・・
Web2.0への礼賛本が氾濫する中、Web2.0に対して批判的に論じているのは評価できると思います。

しかし、Introductionに「なぜか1975年以降の生まれを強烈に後押しする1960年生まれのWeb伝道師と目される方」
とあるように梅田さんに対する過剰意識がこの本全体を通して目に付きます。
その上、『ウェブ進化論』を読んでいない人には真の内容が伝わりにくい、
梅田さんはじめ特定の人物・企業への揚げ足取りのような批判が多いというマイナス面が目立つので、星ふたつとします。

ただし、Web2.0を理解するためには、こういう批判的な本も一読する必要があると思います。
切り口はすごく良いと思います。
4.0 「Web進化論」の後に読むと、いい感じ。
「Web2.0」はマーケティングのバズワードであると、うすうす感じている人も多いだろう。それを本書ではズバリ指摘してくれる。ただし、「Web進化論」(梅田望夫著)を読んでからでないと、本書の面白さは分かりにくいだろう。宮脇氏も「Web進化論」ありきで、解説しているように思える。

「Web2.0って言葉を聞くけど、なんかしっくりこないんだよなあ」と感じている人にはオススメ。Web2.0をクリアに理解すること自体が無理な(意味がない)ことなので、本書を読むことで「しっくり感じない」理由が分かるかもしれません。

基本的にはいいところを突いてきたなと思う。
1.0 web2.0は何も殺さない・・・・・・・・・・のか?
読んだけど、結局最後まで分からなかった。

ウェブ2.0は何を殺すのか。

「何も殺さない」というのがこの本の主張なのだろうか。
有名なホリエモンの「テレビを殺す」という台詞についても「web2.0的なアプローチで既得権益そのものが大きく変わるとは思えません」とはっきり否定している。

現在進みつつある大きな変化について疑問を感じ、大切なものが失われていくのではないかという不安を持っている人も多いと思う。そういう人はこの本のタイトルを見て、読んでみたいと思うかもしれない。しかし、そのことに関してはこの本は何も答えていない。

その代わりに
「梅田さんのような慶應義塾幼稚舎からのお受験の勝ち組には分からない」
「オライリーやグーグル創設者二人は意外と俗っぽい。」
「ネットのあちら側には人がいてその全員が信頼ありだとは到底思えません」
・・・なんていう、どうでもいい揚げ足取りが書いてある。果たして「全員が信頼できる」なんて主張している人がどこかにいるのか? 特に梅田さんに対する揶揄はこれでもかというばかりに何度も登場している。

梅田さんが嫌いな人は、読んでみると面白いかもしれない。ただ、どれ一つ本質的な批判にはなっていないし、むしろ、こんなネガティブキャンペーンにさらされても、そのオプティミズムを貫く梅田さんに、あらためて敬意を表したくなった。
4.0 『ウェブ進化論』『ウェブ人間論』の副読本として読む
威勢のいい『ウェブ進化論』では語られることのなかった(隠蔽されていた)Web2.0の問題点、マイナス面の影響について主に言及されている本だ。

『ウェブ人間論』で梅田氏は、そうした批判を知ってか知らずか巧妙に立ち位置のバランス修正を行っているが、本書は『ウェブ人間論』以前に出た本であるので、苛烈な追及は『ウェブ進化論』に限定される。

具体的には、匿名署名を含めた有象無象のブログの急増によって検索結果の信頼性が著しく低下していること、自分の関心領域以外では興味が極端になくなっていく懸念、Web2.0的世界とはニートに代表される暇人が幅を利かせる面があること(リアル社会で忙しかったり充足している人はウェブ世界に逃げ込む必要がないという面あり)、グーグルデスクトップやGメールが蓄積した個人情報は果たして監視されたり、漏洩することはないと言えるのか等である。
4.0 エバンジェリストによるエバンジェリストのためのWeb2.0
Web2.0に関する最新刊をざっと漁ってみた中の一冊。
タイトルからもわかるようにWeb2.0の流行に対するアンチテーゼである。
10冊ほどあたってみた中では批判的なものはこれ一冊だけで珍しい。

著者の宮脇氏の批判は多岐にわたっているが、
おおむね、火付け役の梅田望夫氏への批判と、
Google、mixiなどWeb2.0的成功企業への批判がその芯である。

必ずしも当っている批判ばかりではないが、
それなりに「わかっている」人が書いた本だ、という印象である。
Web2.0礼賛ばかりのなか、一読しておく価値はあるだろう。

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