悪夢に出てきそうなヤツラが大集合。
アート系の雑誌、イベント用看板、イメージボードなどを中心としたイラストで構成されているので、作者に関連したアニメ作品などは一切載っておらず、ちょっと残念に思いました。 怪しげな町並みの一画、触れるとキレそうな子供たち、作者が描く恐く不思議な世界観は、映画『未来世紀ブラジル』風のグロテスクな映像にも通じるようで、悪夢に出てきそうな感じです。
大友克弘との対談も、雑多なおしゃべりという感じで、いまいち面白くありませんでした。
ヘビィな森本フリークや、絵を描く人に特にオススメ
森本晃司のラフが数多く収められた画集です。
「EXTRA」のビデオクリップや、「TV BROS.」でもっていた連載、
「STUDIO 4℃」のWebサイトで使われている画像など、
様々な形で発表された作品の原画も収められていますが、
おそらく、収録されている作品の半分以上はラフイメージ。踊るような線で表現された森本キャラと、
トーキョーのような、スラムのような、
本当にありそうなのにかなり不思議な森本ワールドの背景画など、
森本ワールドの真髄を垣間見ることができます。
森本フリークとしては、大友克洋との対談も見逃せません。
ラフが半分以上と、作品集としては薄い面もありますが、
森本本としてはかなり濃い画集ではないでしょうか。
紙媒体で森本晃司の作品を見れる機会はまれですし、
森本フリークや、森本ワールドに興味がある絵描きさんには
価値のある1冊に違いありません。
カバーのかっこよさにもヤラれました。