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ぼくらはみんなハゲている

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ぼくらはみんなハゲているの商品レビュー

5.0 悩んでいる人に読んでほしい
髪の事で悩んでいる人にはぜひ読んでほしいです。

育毛やカツラ業界の実態から、実際のそのサービスを利用した人の体験談など
豊富に取り上げられています。

高額な治療やカツラなどを購入する前に、一読の価値があると思います。

5.0 コンプレックスを商売にする
頭の毛が薄くなって気にしない男はいないだろう。普通はヘヤトニックなど市販の養毛剤を使うくらいで、後はなるがままというところだろう。ところがはげていくことに不安を掻き立てるマスコミが存在する。この本ではふれてなかったが、昼の長寿番組の司会者が以前はよく出演者の毛髪の薄いことを指摘して「結構きてますね」と笑顔を浮かべていた。もっとも最近では自分が逆に指摘されているが。本人は大したことじゃないと思っていたんだろうが、やはり前に「卓球は暗い」と番組内で指摘して、全国の中高校の卓球部入部希望者を激減させ廃部寸前にまで追い込んだことがあった。それほどマスコミの影響力は無視できない。
そのマスコミ、特にTVを使ってあたかもハゲが治るかのような宣伝を莫大なお金を使って行ない、増毛、育毛のうたい文句で客を釣る。その実態を暴いたのが本書である。マスコミはその売り方に問題があることを薄々承知していながら、大事なスポンサーであるがゆえに見て見ぬ振りをしている。
カツラの使用者を取材し、使い出したら止める方が難しいというのは説得力がある。正直な告白はユーモアを誘うが、ハゲに正面から取り組んだ真面目なノンフィクション作品です。
5.0 女性にも読んでほしい
筆者の藤田さんの本業はTVディレクター。ハゲをテーマとした深夜のドキュメンタリー番組でディレクターに抜擢される。理由はただひとつ、「ハゲだから」。で、放映された番組は好評だったらしいが、テレビでは描き切れなかった部分をさらにつっこんで出来上がったのが本書である。
女性はもちろんのことと思うが、男性の髪の悩みの歴史も古く、チョンマゲの時代からカツラは存在した、という史実にはちょっと笑える。しかし、男性の髪の悩みがケタ違いに膨張したのは、なんといっても1970年代以降、2大業界大手の成長に起因するに違いないのだ。
それにしてもハゲ(自称含む)の男性が抱き得る悩みの深さがココまで、とは。(人によります。)女の人生においての方がクリアしていなければならない外見の基準が多くてそれだけコンプレックスのネタは多いはずだけど、きっと女は心理的にも経済的にもここまで自分を追い詰めない。あくまで自分を基準に置いた一般論ですけど。
この本では悩める人々をひとりずつ丁寧にインタビューした後、藤田さん自らが大手業者のコンサルティングを体験。最後に2大大手をはじめ、その前身となったカツラメーカーや後発でありながら急成長を続けている企業のヒストリーが語られる。(その成長は日本の高度成長とともにあったんですね。)ゆえにこれらの企業とマスメディアがいかに強い絆で結ばれているかということも。
わたしは男ではないので事の深刻さが分かっていないのかもしれないけれど(とはいえ、最近脱毛の悩みが進行中なので、決して対岸の火事ではない!女のハゲは男のそれよりよっぽど深刻です)、日本ほど「あるがまま」でいてはいけない国は少ないのでは、と思う。女性であれ男性であれ、暗黙の理想像があって、皆がそれに近づこうとする。そして、その努力を怠る人には辛い仕打ちが待っている。厳しい国なんです、日本って。(USもデブには厳しい?)
5.0 読者を選ばない面白さ
~ハゲる、という男のタブーを真っ正面から、著者の実体験も交えて描かれており、秀作です。これは誰が読んでも面白いと思います。
内容はハゲに悩む人への取材から著者自身の実体験、また、超有名企業を含むハゲ産業の実態についても論及しています。
著者自身ハゲているらしいのですが、あくまで客観的視点を失っていないので、ハゲに悩む人のみならず、ハ~~ゲる不安を一切抱えたことのない人が読んでも面白い作品に仕上がっていると思います。
コンプレックスを抱える現代人の、社会の「不安」という病巣がいかに深いものであるか、どうして不安をお互いに癒し合っていくことができないのか、なぜ不完全な自分を人は許せないのか…。
ユーモアに笑いながら、読後にはふとそんなことを考えさせられる一冊です。~
5.0 軽薄なタイトルに似合わぬ力作だ
本書は二部構成になっていて、両者のバランスが絶妙です。前半は、ハゲを克服しようと闘う人、ハゲを積極的に肯定して受け入れる人、その狭間で迷う人、いろんなハゲのありようが、やや軽いタッチで描かれます。後半は、多くの実態調査に基づき、「コンプレックスを巧みに利用して儲ける」大手企業の実態を、冷静な筆致で暴きます。。「果たしてハゲは治すべき病なのか」という今更の疑問について、じっくり考えさせられました。ハゲであってもなくても(著者は自称ハゲです)、読者を選ばない力作だと思います

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