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雨後の竹の子状態のWeb2.0本の中で、メインストリームに 背を向け、孤高の道を行く本である。 こういう企画が成立しえる懐の深い出版社が「文化」を生みだすのだろう。 ところで、その内容が「あり得ないトンデモ本」なのかと言えば、 実は案外そうではなく、ネットに関する予備知識のないおじさん達が 真面目な気持ちで入門書として読んでも、とてもわかりやすくていいのではないかと思う。 (現実的にはこの本はおそらくIT業界の関係者が話の種に買っているだけなのだろうけど…)
平易な文章でサクサク読めます。 ママが切り盛りする喫茶店「メモリー」店内で、 ノートパソコンを広げている息子の「寧人(ねと)」の姿が目に浮かびます。 これ、2時間ドラマになりますね。 確かにところどころ文章の破綻が目立ちます。 翌日の会話なのに「こないだ言ってたでしょ」なんて言ってるし。 (寧人がおこちゃまだから?) 思わず目頭が熱くなったのは、「第2話 教えて!gooの暗号」 よくありがちな結末なんだけど、 もっと意地悪な結果を予想しながら読み進んでいたので、 逆の意味で期待を裏切られました。 YouTubeに動画をアップしての犯行声明は前代未聞。 ブログでの情報公開、トラックバックのパワーを駆使して犯人を追い詰める。 その様は手に汗握ります。(少しオーバーか) ちょっとニュアンスは違いますが かなり昔の後藤久美子主演のドラマ「空と海をこえて」を思い出しました。
題名から推理小説を期待すると物足りないように思う。 Web関連の作者が推理小説風にして書いてみましたと言った印象だ。 Web2.0とあるように今時の話題が盛り込まれている。 寧人(10歳)が問題を解決していくのだがどうにもその言葉が10歳のものとは思えず萎えてしまう。 また例えば『一周間がたった夕方。...ランチの仕込みを...』とあったりする。 ランチの仕込みは夕方するのだろうか。 文章や構成に不満はあるがWeb2.0と事件が絡み合うあたりは面白い。 字は大きく読みやすいし、ページ数も多くない。難しい展開も無いのでスーと読み進めることができた。 最後のYouTube誘拐事件は少し手応えがあるので、気分転換の息抜きにはなった。 正当派の推理小説ではなく息抜き的な軽い読み物にはいいと思う