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今年はどうする?インフルエンザ―疑問だらけの予防接種と特効薬

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今年はどうする?インフルエンザ―疑問だらけの予防接種と特効薬の商品レビュー

4.0 インフルエンザの対処法
タミフルによる異常行動や心臓マヒなどによる死亡例が多く報告されている。
製造元のドイツのロシュ社によると幼児や児童には処方してはいけないという事らしいが、日本(厚労省)では、タミフルの服用による死亡との因果関係は無いという見解だ。例によって事なかれ主義だ。
インフルエンザは全身症状でその罹患が確認できる。普通の風邪との違いは、節々の痛みや悪寒からの急激な発熱などの初期症状がみられる。わからない場合や不安な時は医師の診断を仰ぐ事。
インフルエンザとわかったらひたすら休息をとる事。食欲がなかったら食べたい物だけ食べ胃腸もできるだけ休める。水分は必ず摂ること。そして発熱対策。平熱が36度以上の人なら体温が39度以上にならないように解熱剤を上手に服用して熱はできるだけ上げるようにする。解熱剤でむやみに熱を下げるのは厳禁。そうしないと自然治癒力が高まらないからだ。3日は高熱が続くので学校や会社は5日間は休むこと。学校なら休学にはならないし、会社も社会保険があるなら申請すれば傷病手当金が給付される。
インフルエンザは昔からあるウィルスで、きちんとした対処さえすればタミフルなど不要で身体に備わったで自然治癒力で治る怖くない病気です。
抗インフルエンザウィルス剤は抗生物質の理屈で造られた薬で全く効果がありません。
予防接種よりもインフルエンザが流行ったら人混みを避けるなどのほうが効果があります。
3.0 インフルエンザワクチン版の「買ってはいけない」
新聞の広告が目に留まって、手にとってみた。

・インフルエンザのワクチンは当たり外れが大きいので、接種はムダ。
・しかも、インフルエンザは風邪。そもそもほっといても治る病気である。
・だから、タミフルなんて怪しい薬は飲まないで寝てるがよろしい。
・タミフルに限らず、風邪薬や頭痛薬などいらない。栄養とって寝てなさい。

とまあ、大体こんなような内容である。
インフルエンザワクチン版の「買ってはいけない」である。

基本的には専門家の知見による解説で、それなりに説得力はあるが、
反対意見のオンパレードなので、議論が一方的で検証がしにくく、
また細部では論理が飛躍していたり、説明が不足している点が多いのも気になる。
ワクチン一本打てば医者は5000円儲かる、ということと、
ワクチンが効くのか効かないのか、という話は何の関係もない。
医師に商売っ気があろうがなかろうが、薬が効いて病気が治るなら、それでよい。

いずれにしても、自分の身体は自分のもの。医者のものではない。
市販薬を飲むにせよ、医者に薬をもらうにせよ、
テレビCMやマスコミ報道をなんとなく信じるのではなく、
自分にとって本当に必要なものなのか、
一瞬、立ち止まって考えるということが肝要なのであろう。
5.0 正論といわざるを得ません
毎年インフルエンザの時期になるとワクチンやタミフルのことで頭を痛めます。
有名な「前橋データ」はワクチンに流行に対する予防効果がないことの証拠のひとつですし、厚生省宣伝の「高齢者の死亡率や入院を減らす」というのも眉唾な臨床研究のひとつを取り上げているにすぎません。
タミフルはインフルエンザの特効薬なんていってますが、「3日寝込むのが2日ですむかもしれない」という程度の代物です。
むしろ、最近の知見として重要なのは、ポンタールやボルタレンなど非ステロイド性消炎鎮痛剤がインフルエンザに禁忌となったことではないでしょうか。これらの強い消炎鎮痛剤はインフルエンザ脳症の発症に強い関係があった可能性があります。(このことはちっとも報道されません。)
タミフルは本当のパンデミック(これも眉唾ですが)のためにとっておいたらいかがですか?
むしろ小児科、産科、救急医療など日本国の本当の医療危機を回避しなければなりません。
金を使うところはココです。
4.0 一つの判断材料
まだ平成になっていなかったと思うので今から20年くらい前、なぜか大学病院の小児科でインフルエンザの予防注射を受けることになった。いってみると先生が私の目をじっとみて「ワクチン打つのか?」とまるでお前はバカかというような顔をされたのを記憶している。当時毎年風邪をひいていたので、その予防の意味で受けようと思ったのだが、先生にしてみれば元気そうな若い男がわざわざ打たなくても、という思いとワクチンの効果そのものへの疑問もお持ちだったんだと思う。

この本はインフルエンザ予防ワクチンと特効薬タミフルの効果が疑問、それより副作用の方が恐いと考えられているお医者様たちの意見でまとめられた本です。しかし、副作用以上に効果があると考えているお医者様もおられるでしょうから、この本だけで判断するのは早計だと思います。タミフルに関しては、この薬に限らず新薬というのはやはり恐いもので慎重に扱ってほしいと思いました。
4.0 思い切った主張は好印象
コンパクトで読みやすい内容なのに、根拠をもとに思い切って主張した内容なので星4つです。
9名ほどの専門家が入れ替わりで各章を執筆していたり、ワクチンの副作用症例数、高齢者超過死亡や脳症数と接種率の関係が数値で示されています。タミフルについても医薬品機器総合機構で公開されている内容を忠実に引用しています。100ページ足らずのなかで、根拠や責任の所在を明らかにしながらこれだけの内容をわかりやすくまとめている価値は高いと思います。
一方で「解熱剤が使えなくなったから、タミフルが仕組まれて世に出てきた」「インフルエンザでもあわてて医者にかかることはない」「栄養状態や衛生状態が良いので鳥インフルエンザはそれほど恐くない」といった表現が見受けられること、タミフルの副作用については統計的な数値がまだ蓄積されていないことなど、一部お医者さま方のおごりがあるのでは?
新型インフルエンザのパンデミックという観点からは誤解を招きかねないのではないでしょうか。
例えば本書のワクチンにおける主張は、岩波新書の「感染症とたたかう」とは反対の意見であり、一般庶民には優劣つけがたく、たまたま手にとって読んだ本のほうを信じてしまいます。
本書の主張が正しいのか?判断を下すのはまだ早そうです。

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