元気な本
面白かった。
引き込まれるように全部読んだ。文章は簡潔で切れがある。
たとえも面白い。
大変元気である。
中身は観念的なことをうだうだ書かずに、リアルな経験を語り面白い。
しかしながら、言うべきことは言っている。
笑ったのは、振られてショックなせりふ。
「相手が男でも女でもどっちでもいいけど、あなたじゃダメなの」
確かにショックかも。
読んで元気になっちゃったよ!
性同一性障害、については、正直どんな風なの?と
興味はあるものの、大声で聞けない気がしていました。
でも、この本を読んで、そうなんだぁ~と、楽しく納得しました。
そして、内容はジェンダー理論にとどまらず、
ずんずん自分にもせまってくるものがあり、
いろいろ考えさせられたりもしました。
また、この岩村匠節がたまんない。これが筆者の魅力なんだろうな。
読んでて元気になる本です。
共感と自信。
自分は性同一性障害です・・・と、言ってもカミングアウトもしてない本書で言うところの”透明人間”ですけど。
今回初めて性同一性障害関連の本を買いました。
なんで今まで買わなかったのかというと、悩んでいたからです。
正直言うと、まだ自分が本当に性同一性障害なのかがよく分からなくって悩んでるんですけど・・・。 男になりたいと思っているし、女性が好き。
それだけで本当に同性愛者ではなく、性同一性障害なのだろうかと思って今まで生きてきました。
だから、どっちなのかをハッキリさせるためのヒントをもらおうと思って買った本がこの「性別不問。」でした。
読んだ後もハッキリとした結果(自分が青同一性障害であるかということ)は得られませんでした。
けれどコレは自分の問題であって、内容はすごく胸を打たれるというか、頭を殴られたような衝撃が走ったというか・・・。
結果的に性同一性障害である(かもしれない)ということを否定し、透明人間のまま逃げていたのは他の誰でもなく自分。
この本はそれに気づかせてくれました。目を背けていた自分に事実を突きつけてくれました。自分について知ろうという勇気をくれました。
なんだか長々と書いて分かりづらい文になってしまったけれど、自分が1番言いたかったことは”読んでよかった、出会えてよかった”ってことです。ありがとうございました。
生と性への力強い挑戦
性同一性障害。
体は女として生まれてきているが心は男。(逆も然り)公的書類でも、インターネットショッピングでもなんでも
性別欄には男と女のふたつしか用意されていない。
ほとんどの人間が今日までそのことに疑問を持たなかったろう。
それを背景に話し言葉で語られる平易なエッセイ。
誰も作者の立場・人生など分かり得ることなどできやしないが、
怒り・挫折・前向き・理解・笑い・喜び・発見・感謝こもごも含め、
自分の人生と性に真っ正面から力強く取り組む作者の魂が、
明日からのあなたの人生の血肉となることは間違いない。