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CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー

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CODE―インターネットの合法・違法・プライバシーの解説

   インターネットが爆発的に普及するなか、ネット上での規制についても関心が高まっている。本書はこういったインターネットなどのサイバースペースにおける法規制のあり方をテーマとしながらも、「インターネットは、著作権を無視した違法コピーや無修正の違法ポルノが横行し、システム破壊を狙うハッカーたちが手ぐすねをひく無法・無秩序空間」とし、「規制を強化しろ」と画一的に結論づける既存の書物とは一線を画している。

   本書では法律や条令、行政指導といったものだけではなく、人のふるまいに影響を及ぼすすべてのことを「規制」と定義づけており、それらはインターネットの規制を考えるうえで重要だとしている。また本書の規制に対する関心は、目先の規制をどうやってかわすかや現状の規制にどう収まるかというような今日や明日の話にはなく、もっと根底の深い部分にある。我々がもっている規制の総体について注目し、さらにその総体がインターネットの導入によってどう変わり、今後インターネットが大きく変化していくなかで総体がどう変化を遂げるかという点について大きな関心を寄せている。「ショッピングサイトを立ち上げるときに気をつけておかなければならない法律的な知識が知りたい」といった手軽なあんちょこ的な内容を期待する人よりは、広く深くインターネットの規制について考えたい人におすすめしたい。(近藤大介)

CODE―インターネットの合法・違法・プライバシーの商品レビュー

5.0 監視社会への拡張
近年、社会学などにおける自由をめぐる議論で、人間の行為をあらかじめ物質的に制限する「環境」やアーキテクチャという語が用いられている。そのアーキテクチャの議論で引き合いに出されるのが、このCodeである。
レッシグの議論はあくまでインターネットでのフレーミングに限定されている。すなわち、インターネットのアクセスを「コード」化することで、ウェブを管理することが可能になるということだ。
重要なのは、こうしたインターネットのコードの議論が、仮想と現実が不可分化している現代社会では、われわれの「現実」的なるものに影響を与える、というところにまで敷衍可能だということだろう。そうしたとき、メディア論での表象の議論もまた修正を迫られることになろうか。
とにかく、物質化し、管理監視化される現代社会を考える際に、読むべき本ではある。
5.0 理解できるまで読め
この実世界では、我々は法を破ることも、倫理に反することも(逮捕されたり村八分になるかもしれないが)、究極的には可能である。

しかし、オンライン上では違う。オンラインでの我々は、コンピュータやネットワークの構成・設計、それらについての思想である「アーキテクチャ」が許す範囲でしか、そもそも行動することができない。「アーキテクチャ」が認証を求めるなら認証をクリアせねばならない。「アーキテクチャ」が匿名を認めないのなら従わねばならない。そうしなければ、オンラインでは何もできないのだ。

法は、特に憲法という「コード」は、暴走するICT市場が勝手に引きずっていく「アーキテクチャ」、そしてそれらを構成する「コード」に対して何ができるのだろうか。経営学、経済学、哲学、法学の学位を持つ新シカゴ学派の憲法学者、ローレンス・レッシグ会心の一冊であろう。

これを読まずして情報社会を語るなかれ。

1.0 ある意味、反面教師
インターネット時代の情報の共有に関心があるので買った。
偏差値秀才が良書を直訳するとこうなる、という、見本のような訳。名誉毀損関連以外の法律用語には詳しくないのか、自己流の用語が満載であることが特色。随所に訳がわかりずらく、結局、原書を読んではじめて内容が理解できた。買って損。本当は☆マイナス3。
4.0 サイバー空間の生成が突きつける「自由」の再考察
 本書は、サイバー空間の生成が「自由」あるいは自由の裏返しである「規制」にどのようなインパクトを与えるか、という点に関する考察の書です。
 
 著者の主張を端的にまとめると次のようになるでしょうか(ちょっと荒っぽいですが)。

1. サイバー空間において自由を確保するということは政府の関与を排除することだという定説めいた主張があるが、それはまったくの間違いだ。
2. サイバー空間において自由の広狭・内容を規定するのは「コード」だ。どのようなコードを採用するかによって私たちの自由は守られもするし、危険にさらされもする。採用を行う際、私たちはどのようなものを自由と考えているか、という価値判断が行われる。
3. つまり、私たちはどのようなコードを採用するか決断を迫られる。もしくは、誰かが決断し、誰かが決断したということを知らずに決められたコードの下で生活する。あるいは知って生活する。望ましいのはもちろん私たち自身が決断することだ。
4. ではどのように決断するか。理性が導く議論の説得力によって私たちが合意を形成していくことによってだ。その方法がもっとも望ましい。

著者はこうした議論を、ネット社会の技術やアメリカ合衆国憲法の理念・条項、さまざまなエピソードを交えながら幅広い視点から展開しています。サイバー空間で起こっている明確に捉えがたい事象を、巧みに整理して説明しているので、なるほどと思わせるところが多々あります。また、冷静な議論の下で静かに流れる著者の熱い理念に共感を覚えます。お薦めできる一冊です。

5.0 ラディカルな本です。山形さんの訳がさすが。訳者あとがきから読みましょう。
ã"の本は実にラディカルです。ラディカルというã"と。それは、「そもそも」であり、「本質」に迫るというã"とです。è'-è€...がアメリカ憲法の碩学であるã"と。それゆえ、皮相的なテクニカルに走るã"とがないのです。ä¸-渡り上手ã‚'目指す、安ç›'君å'ã'の本ではないのです。

ã-かã-、であるがゆえに、ぼくのå '合、ネットとè'-作権と人é-"の自ç"±ã¨äººé-"の解æ"¾ã¨ã€ã-かã-æŠ'圧が可能になるカラクリとその対æŠ-措置とã-てのオーãƒ-ン・コードの意義の深さã‚'はっきりと認識できたように思います。

訳è€...の山形さã‚"は、ã"の本、何度も読むべã-とされている。その通りだと思う。ラディカルな思想のラディカルな本です。ã"れからも何度か読みè¿"すã"とかと思います。通ä¿-的なæ'¾æ‰‹ã§å£°é«˜ãªä¸»å¼µã«ã€è‡ªåˆ†ãŒé£¼ã„ならされてきたな、ã!‚„!ばいかも・・。とか思ったときに。

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