参考になるところとならないところがはっきり分かれる。
まず、読み物としてはとてもおもしろい。例題もところどころにあるし、実際記憶できていると実感できる時なんかは買ってよかったと思うだろう。ただ、実際実践してみた人なら分かると思うのだが、著者がアメリカ人向けにこの本を書いているので、使えるところと使えないところがはっきり分かれた。例えば長い数字を覚えるために数字を言語化する、というところは我々日本人にとって困難な作業だ。我々はアメリカ人と違って、自分の名前ならともかく、相手のイニシャルまで日常的にいちいち考えるような民族ではない。言語体系が違うのだ。
さらに、外国語の習得の欄もそうだ。フランス語と英語が似ているという前提に基づいてこの本は書かれているが、日本語と英語は全く似ていない。母音と子音の体系から違うのだから、これは無理な話である。
そうはいっても、参考になる項目は多分にある。私は、外国語の習得、数字の言語化の欄が日本人でも使えるものであれば5つ星にしていただろう。
すぐ使えそうなものもあります
マインドマップは誰にでもできるオススメの手法です。
ありがちではあるが、イメージ記憶も使えます。頭の中の旅を楽しむ法、なども使えるのではないでしょうか。テレビで、円周率のギネスに挑む若者が取り入れてた手法と同じかもしれません。
数字を言語化してみると言う方法は、自分でアレンジする必要がありますね。
そのまま使うのに難がる方法も、アレンジ次第で可能性は広がるでしょう。
私は栗田さんの10倍・・・記憶の本の方が、やや好きです。ただ栗田さんの本は、省略が多いため、この本と合わせて読むといいかもしれませんね。
読みものとしても面白い!
世界記憶力選手権8回優勝の著者だが、
彼がどのようにして記憶力を高めたか、研究の成果と、
自らの体験で方法を紹介しています。彼らのように、とてつもない記憶力がある人たちは、
我々凡人と何が違うのかについて、彼は、本の中で、
「欲」と「テクニック」といっている。
なるほど~と感心させられる部分も多く、彼のテクニックの一部も公開してある。(たぶんこれが全部ではないはず・・)
実践するには、かなりの練習が必要だと思われるが、
実行すれば、効果は期待できると思う。
実践するかどうかを抜きにしても、読み物として読んでも、
説得力ある文章で、楽しめる。
学生向きに各科目の勉強法もあるので、学生には、自信を持って勧める。