「天運」という言葉の胡散臭さとは裏腹、価値ある内容です
うつ病になる人が増加しつつある現代日本社会。その原因のひとつには、夜型生活リズムの定着がある。バイオリズムの観点から、朝型の生活に転換することによってうつ病を治療する具体策を示すのがこの本。
読みながら自分の生活と照らし合わせてみると、やはり現代日本人の夜型生活スタイルはおかしい!と自戒の意味も含めて思わされる。 「天運計画」というネーミングに怪しげな印象を覚えるかも知れないが、怖がることは無用。朝早く起きればものごとが効率よく運び、ツキにも恵まれるという意味だ。
本書はうつ病治療という目的にとどまらず、いま日本人に増加する精神疾患とライフスタイルの関係を考えるうえで一つの大きな示唆を与えている。そういう意味でも、価値のある1冊と言えよう!。ただし本書に従ってうつ病を治したとしても、現代日本の劣悪な労働環境が変わらない限り、早起き習慣の継続は難しいといわざるを得ない。そういうわけで星ひとつ減点。