懐かしい言葉を読むと、なんだかうれしくなります
まんま、タイトル通りの本です。
「御託を並べる」「夜もすがら」「万死に値する」など、
懐かしい言葉を集めた本です。------------------------------------------------------
「管(くだ)を巻く」
(前略)酒に酔ってくだくだ
つまらないことを言うことを管を巻くと言う。
管は糸車の部品だが、ここに糸を巻き取るときに
ぶんぶん音がすることからこう言うようになった。(p.46)
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「蓮っ葉な女」
(前略)浮気で軽薄な女性には蓮っ葉な女という言葉を贈った。
お盆に使う蓮の葉は当然のことだが、完全な季節商品で際物(きわもの)だ。
そういう蓮の葉で商売をするとはふわふわと浮ついているということだから、
そこでこの命名になった。(p.59)
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早口言葉も載っているのは、いいアイデアだと思いました。
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お綾(あや)やお謝りなさい(p162)
手術室中探す(p163)
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勝手に懐かしがってて下さい。
いきなり、帯からやってくれてる。-「ごきげんよう」。(略)この言葉は、貴重な言葉になるに違いない。黒柳徹子!って裏番組だから仕方ないかもしれませんが。そう、この本のツクリはっきり言って杜撰そのもの。言葉の選定の基準もよくわかんないし、懐かしがってる時代もいつなんだか-「昔の人」といったときの時代もばらばらだし。もう、突っ込みどころ満載。
まず、「野暮天」の解説はまったくの間違い。江戸が懐かしい時代かどうかはおいておくとしても、「野暮天」はどちらかというとカワイー存在とされていて、遊女に嫌われていたのは「半可通」である(笑)。
他にも「主と朝寝がしてみたい」ってここで重要なタームは「烏」でしょ。その解説抜きでこの歌の意味は解らないって。
さらに「分をわきまえる」の解説に「忠、孝、仁、義、信と並ぶ」とありますが、「八道」ってご存知ないんですか。「八犬伝」でもいいけど。
「いい日旅立ち」に至ってはP35に「厚顔無恥」とありますけど...
言葉が貧しくなるのは僕も大反対であるが、変化のスリリングさを理解せずに、ただいつだか判らない「昔」を懐かしむことなんて、「百害あって一利なし」までは申しませんが、かなりダサいことだと思う。
参考文献:山崎浩一『複眼思考の独習帖』(『眠れる森の美女』が『爆睡ゲロマブ女』になる日)