ようこそ amazlet.com へ! amazlet.com は Amazon.co.jp と連動したショッピング・サイトです。Amazon.co.jp だから安心・安全。 気に入った商品は ワンクリックで Amazon.co.jp のカートに追加することができます。
漫画の域を越えてます。これは漫画ですか?です。絵だけで作品になります。文字だけで作品になります。全てが完成しています。付け加えるとこも、引くところとこもないです。他の誰にもこんな作品作れないです。脳味噌一体どうなってるんでしょう。全てを理解出来ることはないしょう。
この作品は私にとっての断トツの最高傑作。 漫画にもいろいろなスタイルがあるが、これは殆ど、漫画とかコミックの域を超えてしまった作品。 むしろ、線と形、白と黒と最小限の言葉を使って作られた詩。 私はよく面白い漫画は貸したりして宣伝しているが、この本だけは貸したくない。写真集とか美術書と同じ待遇だ。出来ればこの倍以上の版型で鑑賞したい。銅版画を鑑賞するように大判にして美術館の壁にかけて眺めてみたい。 詩だから容易に理解出来る筋とか思想とかがある訳ではない。只ここに描かれている感覚がここちよいか否か。 画面構成は駒単位ではなく、1頁単位、見開き2頁単位。 全体の流れの構成も素晴らしい。筋に直接関係しない要素があちらこちらにちりばめられていて、グラフィカルに構成されている。これがまた蠱惑的。 あちらこちらに様々な画家の面影を見るような気もする。長谷川潔の鳥のエッチング、ボッチチェリのビーナスなどなど、その他展覧会で見たあの絵、この絵のイメージ。それらが西岡流に変容されて漂っているような感じだ。そんな見方をするとパロディの面白さも味わえるかもしれない。 いずれにせよ、視覚的に卓越した漫画、漫画の枠を越えた漫画を求める人には福音の書。
漫画と言うよりも文章と絵で構成される独特の形体を持つ世界。 兄が書いた文章に妹が絵を付ける、という方法で描かれている。 いきなり「地獄に落ちていた」という言葉で始まる話。 ある朝目覚めたら巨大な芋虫になっていたよりもある意味衝撃的だ。 その後に「窓を開けても地獄だった」「恐くなってテレビをつけた。やっぱり地獄だった」 もう他では決して真似できない世界だと思う。 こんな風に収録されてる作品はほとんど殺伐としていて救いようがなくてどこか妄想的で決して癒されたり和んだり良い印象ではないと思う。 しかしだからと言って決して嫌な印象を受けるわけではない。 なんとも不思議な作品だ。 決して理解しようと思わずこの作品を読んでいったら(読むという言葉もおかしいかもしれないが)間違いなくこの世界の虜になってしまう。 トーンを使わず点描と手描きで構成される美しい絵は素晴らしい。 そういった美しい絵と「地獄」というタイトル。 まさにこの本を見事に現していると思う。 決して万人には勧められないけど、絵が気になっていて理解を必要としない内容を受け付ける人なら是非読んでみて欲しい1冊だと思う。