|
商品の情報
にほんの建築家 伊東豊雄・観察記の商品レビュー 伊東豊雄を愛する全ての人へ
伊東豊雄の作品に初めて出会ったのはTOD'S表参道ビル。 迫真の臨場感、冴え渡る頭脳
著者の瀧口範子さんには、コールハウスを追いかけた前作から注目してきた。本書は、伊藤豊雄を三大陸に追った観察記。あとがきで、瀧口さんは、こう書く「とかくものごとを論理的に抑えようとする私の粗い網目を、伊藤は抜けていく。」だが、瀧口さんの「論理的」頭脳は、ただものではない。目の前で種々雑多にくりひろげられていく伊藤や彼をめぐる人々の行動を瞬時にとらえ、思考や感性など、きわめて抽象的な「意味」を直感的につかむ。観察は、建築に関する知識によってしっかり裏付けされているのだが、誰にでもわかるよう、必要な情報をていねいに教えてくれる。だから、建築にはまったくのしろうとである読者にも、日本の戦後の建築の歴史や、建築家のビジョンと時代との接点などが、あっというまに把握できる。読者に対してとても親切かつ、正直。消化しきれていない頭でっかちの理論に対しては、わからない、とはっきり言い、通を気取って読者を置き去りにするというイケズをしない。論理的骨組のすきまは、しなやかで素直でいながら鋭い感性が、補完する。伊藤をめぐる人々のインタビューも、商店街のおじさんから、先輩の大建築家、熱っぽい施主まで、短い登場時間にもかかわらず、それぞれの人生の軌跡をかいま見せる。大変な質と量のリサーチに裏付けられているに違いないのに、気負いや堅苦しさをまったく感じさせない。ある講演会でのシーン、伊藤はこう語る、「リラックスして、かつ一生懸命にお聞きください」。この本は、まさにそんな姿勢、つまりは「リラックスして、かつ一生懸命に読」んでしまう本。読み進むにつれ、建築を媒介に「自然や世界の一部であるという人間像」を追う伊藤の熱い思いが、じわじわ伝わってきて、おいしい料理を食べているような幸せ感でいっぱいになった。 観察?調査?自伝との差異
TV番組など多くのメディアに登場するようにはなったが、建築家についてその作品、図面や写真をほとんど主題として用いることなく、人物として着目した文章に新しさと現代性を感じる。 中途半端な気持ちで読むと火傷します。
先日、伊東豊雄さんの講演会へ行ってきました。 観察記となっている表題を
建築家「伊東豊雄」を現在、過去を織り交ぜながら観察記として纏めている。 本の最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||