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はじめての課長の教科書

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はじめての課長の教科書の商品レビュー

5.0 プレイングマネージャーの指南書
現場の責任者であり、中間管理職でもあるプレイングマネージャー「課長」。
その課長が学んでおくべきことが漏れなく無駄なくまとめられています。
私は中小のベンチャー企業に勤めているので、おそらく大企業の課長より
プレイングマネージャー的な要素が強く求められると思いますが、
そういう視点で見ると「社長が求める課長の仕事力」よりも良いと思います。
章立ての構成が優れていてとても読みやすいのも◎です。
4.0 課長は何かを定義してもらうことで、現状の思考の整理に役立つ
中間管理職=課長を体系的によく整理できている。
部下のモチベーションを高め、会社のビジョン(絵に描いた餅)を現実に変えていくエキサイティングな役割であると理解できる。
課長が強くなれば、有能になれば、その組織は成功しているに違いない。

参考になったポイント
→課長としてもっとも大切な仕事は「部下のモチベーションを管理する」という仕事
→従業員のモチベーションと企業の業績には密接な相関関係がある。
→部下が「自分は会社に大切にされている」という実感を持って仕事に取り組めるかどうか

→成果主義「金がほしいんだろ、ほらよ」では、従業員の心は廃れ、会社は必ず崩壊する
→課長は「社内ベンチャーの社長」、昔ながらの家族的な方法で部下をまとめ、厳しい成果が引き続き求められる

→「夢と現実のギャップ」を橋渡ししつつ、事業や製品についてのコンセプトを想像する結び目・ナレッジエンジニアとして、中間管理職を位置付け
→企業における知識創造の中心
→現場から重要な情報を引き上げ、それを経営者が描いた大きなビジョンを繋ぐために知恵を絞る「ミドル・アップダウン」な活動をする

→部下を叱る場合は、ほめる場合とは正反対に、必ず人陰でこっそりと叱る
→何が原因で起こったのかを部下に考えさせる

→めまぐるしく変化する現場環境をすばやく把握できる「動き回る管理職」
→教育をしたら、後は部下の能力を信頼し、部下の思う通りに仕事をさせる

→コーチングの前提 「問題の答えは、その人の中にこそ存在する」
→上手に質問を繰り出し、問題をその人自身に解決させる
→たった一度のコーチングで部下が問題の解決にまで辿りつけることはまれ

→やることの目的と価値が明確になっている、壊れたレコードのように何度も価値を語る
→基本的に部下の仕事は部下に任せる
→少し背伸びすれば届くような仕事を常に与えておく
→活動の最中、その成功と失敗が明確になる

→たかだか管理職と呼ばれる地位にあるからという理由で、部下と呼ばれる他人に対して、ずけずけと「悪口」を言う権利などは誰もありません
→人事の根本は、従業員の才能を最大限に引き出すこと

→オフィシャルな命令系統からは外れている、非公式なリーダーを探し出して「非公式」の存在を理解する
→キーマンに焦点を絞ってコミュニケーションをする
→いたるところで政敵を褒める

→エース級の人材というのは自立しているので、ある程度までは自由にやらせておいたほうが良い
→Aクラス社員が本当に会社を辞めるのは「上等なエサがどこにもないとき」、つまり「やらなければならない仕事」が自分のところに回ってこないと絶望したとき
→Aクラスの社員は能動的に自らが原動力になれるような仕事を常に探している


3.0 中間管理職(課長・係長)になったときにサッと読む本
一読後、「課長ではなく、係長レベルだな」と思いました。
=======
・ 部下の失敗は、経営陣に報告しない。
・ 予算立案では、コストは多めに、売上は少なめに見積もる。
・ できるかぎり、すべての部下に高い評価を与える。
・ 課長は、部下の「成果」ではなく「モティベーション」を管理する。
・ できない社員にこそ時間をかけ、できる仕事を探してやらせるべきだ。
=======
当たり前の話で、今さら教えられるような話じゃない。
「えっ!」って思うような未熟な中間管理職は読むべし。
しかし、これを「えっ!」って思うような中間管理職は、
課長ではなく係長とか主任レベルだと思うのですが・・・
そういった意味では、タイトルに誤解が生じます。

部下を一人でももったら、この程度のことは理解して欲しいという、
基本中の基本が書かれている、社員研修のファーストステップの書。
そういった意味では悪い本ではありません。
5.0 ミドル・アップアンドダウンを担う課長になれるか?!
ビジネス・コーナーで、中間管理職向けの本を探すと、確かになかなか見つからない。見つかっても、自己啓発系の心構えを説いたものや、欧米のコンサルタント本の引き写しのリーダーシップ論などが多い。その中で、異色を放つ本「教科書」。目の付けどころがうまいです。

本書では、企業の実務の中核を担う中間管理職「課長」になるために必要なスキルや心構えについて、精神論でなく、実戦的・戦略的に論じているところが素晴らしいです。清濁併せ呑むというか、浮世離れしていないところがよいと思います。
課長は、経営トップと違い、高潔な理想論を語ればよいのではなく、また、一般従業員のように、ルーティンをこなせばよいだけでもない。現場に精通しつつ、部下のやる気を高め、問題を事前に防止し、理不尽なルールへの対応や社内政治も要領よく乗り切っていく。理想論だけでない、実践論が本書の魅力です。

問題社員への対処、部下の離職やメンタルヘルス問題、海外駐在の問題など、ケースとその対処法が明確に示されているので、非常にわかりやすく実践的と思います。

将来、自分が課長になる際にも大いに参考にさせていただきたいと思います。課長というものの役割が体系だって整理されている本書を読んでおくだけでも、ずいぶん気が楽になること間違いなしです。
5.0 日本の課長さんにオススメ!!
 ミドルアップダウン型の会社での課長の振舞い方について書いてある本で、理論自体はそこそこ新しめです。それよりも、まとめ方がとてもわかりやすくて、すっと理解が出来ます。あと、欧米からの理論をそのまま書く本が多いですが、この本は日本型に当てはめて書いてくれているので、自分の職場を想定しながらでも読みやすいです。
 課長になったけど、今までと何が変わるのかがよくわからないときに、何か答えを見つけられると思います。

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