乱読濫読、大いにOK!
有栖川作品のファンなので、この本も読んでみた。やはり、推理作家の読書歴には色々な意味で興味を持ってしまう。作家になるような人はどんな本を読んできたのか?
答え・・・自分の好きな本。有栖川ファンにも、読んだことはなくても多少興味はある、という人にもOK。全く知らない、興味はないという人でも、これから推理小説を読んでみよう、という人なら、真似をして読み始めるのも立派な手。
本当は多くを占める後半の「ベストミステリ100」が本の主眼なのかもしれないが、本がないと生きて行けない人間の一人としては、前半の、読書歴や経験談に「ある!ある!」とついつい興奮してしまった。
その他、本なしではいられない人間のどうしてもハマる道(交通費、食費を削って本を買う、などなど)次々と出てきて、「そう!そう!」であった。作家であれそうでない人間であれ、本がなくては生きていけない人間の生態は似たようなものらしい。
これを機会に、フト自分が読んできた本を思い出した。読んだら内容をちゃんと憶えていないと、こういう本は書けないが。ベストミステリ100からも、読んでいないものをこれから読んでみようと思う。日暮れて道遠し。
自作解説も面白かった。抱いていた疑問のうちいくつかが解けたし、「やっぱりねぇ」と再確認したところもあった。