あらゆる場所にちりばめられうめられてきた言葉が集まっている
~寺山修司は、小説も書き、評論も書き、芝居もし、映画も作った。書いたものも純文学みたいなものから、アナクロナンセンスもの、社会的・政治的な発言まで、幅が広い。芝居や映画はメッセージ性が強く、芝居や映画そのものに真剣に取り組みながら距離を置き冷ややかにみているようで、何か特別な世界があった。
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その幅の広さゆえに、全体像が絞りきれず、「寺山修司が好き」といっても小説が好きか、評論が好きか、芝居が好きか、映画が好きかで、それぞれ全く違っていたりする。この本のよいところは、このようにあらゆる分野に散らばりそれぞれに影響を与えたのに忘れ始めている寺山修司の言葉をまとめた点にある。
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知識の複製が、いつのまにか講義の複製にとってかわり、学生たち!は一日中、教室に坐っているだけになる。 彼らは、大学における「主役」だったはずなのに、いつから「立ち会いを許された」傍聴者になってしまったのだろう。
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この言葉には、しびれた。 このようなまとめを作ってくれた企画者に感謝・感服。心のわだかまりを解いたり、さらに深淵の暗闇に連れていってくれたり、時間のあるとき、ゆっくり読みたい本だ。~
自分の心は、ほんとに遠い。
彼の言葉には『捨てる』というテーマを突き詰めている気がする。『捨てる』という言葉は、どことなくネガティブなイメージだし、彼の言葉や文章も悲しみや悩みと共にある。
でも、私は彼の言葉からは『捨てる』ことの本当の意味がなんとなく理解出来たようにも思う。それは、自分自身を旅する彼が、車窓から流れる景色を見ることは景色を捨てているようだと言うように、『次』に向かっているポジティブな言葉なんだって、少し気づいたりした。
私も彼のような旅人になりたいな。