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2012年 目覚めよ地球人― いよいよ始まった人類大転換の時

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2012年 目覚めよ地球人― いよいよ始まった人類大転換の時の商品レビュー

2.0 情報の発信者よりも受け手の大衆心理のほうが怖く感じます。
全国紙の新聞広告で大きく宣伝されているのを見て手に取りました。
ヘミシンクというのはずっと以前に知人がモンロー研究所に興味を持って紹介してくれたことがありましたので、興味は持っていましたが、そこで体外離脱体験をした日本人の著者がこのような内容の本を書いていることはちょっとした驚きでした。

ある意味で今の世の中の閉塞感や、人心や社会情勢をも含めた自然界の不安定さは、世紀末の様相にも似ているようなので、ニューエイジの2012年終末説とあいまって、このような本が売れる傾向にあるのかもしれません。

そういう読者心理や世の中の風潮につけこむ出版社や著者を心苦しく思う人もいるかもしれませんが、私はむしろそれを受け入れる大衆心理にちょっとした恐ろしさを感じます。

本書には、「愛」もしくは「銀河から流れてくる生命エネルギー」という言葉が出てきますが、それが地球人を覚醒させるそうですが、本全体を通じて、「愛」から派生したような「情緒」というものが著しく欠落しているように感じてしまい、知性のみで構築された理屈で「愛」すらも定義しているような違和感を覚えました。

しかし、このような思想自体はよくあることですので、ことさら特筆すべきことではないと思いますが、むしろ怖く感じたのは、このような情緒の欠けた世界観を違和感なく、というよりもむしろ、愛情深いものとして受け止めているらしい現代の多くの読者のバーチャルな感覚です。

本の内容も、命を簡単にリセットするような、ある意味で、「死後世界がある」という理念を逆に応用したような、生身の人間の命の軽さを唱えるようにすら受け取られました。

私がこの本を拝読して感じた率直な感想は、「いかにも理系人間の頭から出てきたような世界観だなあ」ということです。何も理系出身の著者が作り話をしたと言っているのではなく、ヘミシンクのセッションを通じて、著者の深層意識のイメージが、本人の習慣的思考のフィルターを通して言語化したような印象を強く受けました。本書で言われているような、この現実世界を超越したレベルの意識体の言葉である可能性も否定はしませんが、たとえ「愚かな地球人には理解しがたい高次元な認識である」と説明されても、私には、地球人の脳による発想を超えたものとは感じられませんでした。

またこの本を何の違和感もなく手放しで推薦している著名人がいらっしゃることも驚きでした。
5.0 2012年に向けた日本人への啓蒙書
東大理学部卒でソニーと米半導体企業経験者の坂本政道さんの本書はスカスカの平易な口語体で描かれています。なぜなら、本書の目的が2012年の人類の覚醒に向けた日本人への啓蒙であり、本を余り読まない人を対象としたからでしょう。

次の3点のエッセンスが納得感を持てるように分かりやすく描かれていますが、よく読書する方や30代以上の方には船井幸雄さんが一昨日の講演で仰っていたようにより内容の濃い「楽園実現か天変地異か」をお薦めします。

1.2012年をピークに生命エネルギーが地球に注がれており、2012年に人類の意識レベルが上る(輪廻転生は終焉を迎える)
2.天変地異が起こり(既に起こっていますが)、2010年にはイースター島と大西洋の赤道上に巨大隕石が落ちるが人の本質は意識であり肉体の死ではないので恐れる必要はない
3.日本には富士山等のパワースポットが多数存在し被害を最小限に抑える力が働くが、人類の進化をソフトランディングで迎える為の対策が必要とされそれを進めている

例え2012年に何も起こらなくとも、自分の人生を見直す良い機会になるので、多くの方が本書や「楽園実現か天変地異か」を読まれることを願います。

江原さんや美輪さんのスピリチュアルな話(輪廻転生・霊)やエヴァンゲリオンで人類の意識レベルの進化という考えに慣れた日本人には腑に落ちる内容だと想像します。
4.0 とても複雑な気持ちです
 1999年のノストラダムスの騒ぎがおさまったと思ったら、今度は2012年です。書店に「2012年」の本が沢山並べられていて、「また金儲けが始まった」とボクは思ってしまいました。もううんざりという感じです。いくら出版の自由があるからと言って、人の恐怖心や興味心を利用して金儲けをしないでほしいと思いました。
 坂本さんの本は「死後体験」などを読ませていただいて、とても難しいながらも「細かいところはどうかわからないけれど、大筋で真実なんじゃないだろうか」と思っていました。宗教的な見方がないのもすんなり入っていけた大きな理由です。
 「楽園実現か天変地異か」や本書は、明らかに記述の仕方が「断定的」で、とてもいさぎよいと思いました。坂本さんが他の2012年問題の著者と同レベルかどうか(=単に金儲けや名誉が動機だったのか)は、UFOが現れるかどうか、2012年前後に大きな変化が現れるかどうかでただちに評価されるからです。
 UFOが目の前に現れたら、ボクたちの価値観は大きく変わってしまうのではないでしょうか。個人的には、坂本さんの書かれていることが本当であることを心の底で願っています。そして、そうでなかったときにどうしようかと複雑な気持ちでいることも事実です。
3.0 クラスペドンのコンタクトと似た話
本書を読んで、デジャブを感じた。知的生命体の話は、『プリズム・オブ・リラ』に似ている。天変地異の話はクラスペドンのコンタクトに似ている。1952年にブラジルのクラスペドン(Dino Kraspedon)は木星の衛星から来訪した円盤機長とコンタクトし、その記録は「My Contact with UFO's」(Spearman社1957年)として出版された。ウェブには誤訳・偽訳が散見するので、原文を参照して内容の一部を抜粋して紹介する。
問(クラスペドン):我々の太陽に侵入する「もう一つの太陽」とは 一体何のことですか?
答(円盤機長):別の太陽Aがまもなく、我々の太陽系に入るでしょう。それはカニ座の方向に間もなく見えるようになる巨大な天体です。光を放射しない巨大な天体Aが太陽系の磁場に突入すると、最初、赤みがかった色として見え始め、のちに青色に変わるでしょう。天体Aは現在の太陽Sを太陽系の磁場中心(人類は未発見)から移動させ、自らが磁場中心の近くに位置することになるでしょう。太陽系の二個の太陽(連星=S+A)が新しい軌道に落ち着く時に、全ての惑星の軌道が変化します。例えば、二個の太陽の圧力を受けた地球は、現在小惑星が占めている位置に移動することになるでしょう。我々の計算によれば、岩石のシャワーが地球の表面に達することになります。場所は、ヨーロッパ、北アフリカ、小アジア、南米北部、及び北米南部です。
問:(クラスペドン) その新太陽Aの侵入はいつ起こるのでしょう? 遠い未来なのですか?
答:(円盤機長) それはきわめて近い。20世紀の終り頃である。(It will be very soon, towards the end of this century.)地球は、新しい光源(S+A)で、新しい千年の期間を始めるだろう。多数の人々が、地球から永久に消えるが、神の法則に従う小さな集団が残り、現在の悩みは終結するだろう。平和と豊かさ、正義と愛があるだろう。

こちらの方に、リアリティを感じてしまうのは私だけであろうか。
2.0 銀河の統括者の息子であり地球人のトップと言われた著者
坂本氏が別の出版社から出した近著「楽園実現か天変地異か」と同様の本がハート出版からも出されるとは何となく予想していました。これまで坂本氏のベストセラー本を出してきた同社が、坂本氏が友人の山川氏から声をかけられて山川氏の出版社から出した近著の大ヒット本を横目で見ながら、坂本氏のお弟子さんの本に坂本氏の推薦文をつけて、内容とは異なるのに無理やり「2012年」のタイトルをつけて大きく宣伝していたこともあり、本を売ろうとやっきになっている姿勢を感じていたからです(個人的には私はハート出版の心温まる動物の本や江原さんの本などは大好きだっただけに残念に感じます)。

今回の「2012年 目覚めよ地球人」というタイトルからは、1999年のノストラダムスや往年のUFOブームの際の「目覚めよ地球人」のフレーズを思い出しました。しかし最近の「2012年12月21日に何が起こるか」の監訳者の浅川氏がマヤの長老のトップの人から直接聞いた話では、マヤ暦が2012年に終わるというのは、一人の研究者の説が一人歩きして世界中に広まったもので、実際にそのような解釈ができるはっきりした根拠は何もないということです。

2012年12月21日に何が起こるのか?―マヤエンドタイムwithクリスタル・スカル (超知ライブラリー 35)

もし1990年代にヘミシンクのブームが起きていたら、自称・高次元の存在は「1999年に人類の運命は二つの選択に分かれる」と伝えてきたのではないでしょうか?そしてそのために特別な瞑想をしなさいという指示や、それを伝える役目の坂本氏は特別な選ばれた存在だと伝えてきたのではないでしょうか?

私個人は、もし本当の高次元存在であれば、「おまえたちの選択する道は2つに一つだ。2012年には必ず変化が起こる」という、上から目線の決め付けた言い方は(たとえ本当にそういう運命が待ち構えていたとしても)決して言わないように感じます。まず人々に恐怖と不安を与えてから、断定的な口調で特別な回避策を押し付ける言い方は、天使の仮面をつけた低級霊のとる典型的なパターンのような気もします。人類の覚醒と楽園実現という明るい未来か天変地異かの選択は、強制されるものではないように思います。地球人の覚醒が間に合わなかった場合に天変地異を起こすので、死ぬことに恐怖を感じないように人類に魂の永遠性を教育せよというのはまるで家畜の調教のようにすら感じました。

それとは対照的に、著者については、「銀河全体を統括する存在」という、とてつもなく大きな存在から、「私の20人いる息子の中の重要な5〜6人の息子の一人だ」と言われ(息子に優劣をつける父親もどうかと思いますし、娘はどうなのかとも思いますが)、さらには、「あなたはトップだ」と称され、アセンションに関しては「あなたが世界で最初に卒業する人となる」と、著者が地球人の中で最も偉大な人物であるとされています。ここまでくると、これは著者のエゴをあやつる低級霊なのか、著者の潜在意識のエゴの妄想なのかの区別すらつかなくなりますが、読者の中には著者を崇拝する人たちも出てくるのでしょうか。

かと言って、私は2012年やアセンション説は、人類の目覚めをうながす意味で、とてもよい刺激と啓蒙の機会になるものだと個人的には感じています。しかし、あまりにもあからさまに「2012年」と「人類に迫り来る運命」をセンセーショナルに訴える傾向は、それが出版社の意図であっても著者の意図であっても、それは料理の焼きすぎのような有害な焦げを作ってしまうことになるように感じて危惧しています。

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