にゃーこちゃんの姿
にゃーこちゃんの姿は表紙にある通り、ぶすっとしててあまり可愛くない。腹も出っ張ってるし、口臭も殺人的に臭い。
しかし作者はにゃーこちゃんが好きで、寝ている時ににゃーこちゃんが背中に乗っかってくると、少しでも長く乗っていてほしいので息を止めたりしている。息継ぎをするとにゃーこちゃんは降りてしまうのだが。見開きページで「ああ、にゃーこちゃん!」と描かれたその姿は、それまでと違って人間が猫を見下ろす立体的な形。不細工なにゃーこちゃんと違い、目も丸く描かれた愛らしい姿になっている。多分ここだけは作者の主観で見たにゃーこちゃんなのだ。
救いなのはにゃーこちゃんが最後どっかへ行く時に、確信に満ちた足取りだったこと。立派な猫ってのは本当にいるんですぜ、旦那。
にゃーこちゃん
にゃーこちゃん、ああ、にゃーこちゃん…。のら猫を飼っていた私はこの世界にすんなり入っていけました。
何歳でうちに来てくれたのか…17歳で逝ってしまったにゃんこさん。
にゃーこちゃん。
読み終わって涙が出ました。
愛されていたにゃーこちゃん。
とても大切な存在だったにゃーこちゃんに
自由を残してくださった家族の痛み…。
年頭から衝撃の一冊でした。
是非皆さんにも読んで欲しい珠玉の一品です。