全体の1割くらいの内容しか参考にならない
冒頭の部分は、気分良く読めました。「やりたいことを熱心にやれば成功できる」「そのためには定年後にやりたいことを見つけようというのでは遅すぎる」「人を楽しませる側になれば儲ける事ができる」などと述べられており、思わず元気が出る内容でした。 本の中盤になると、自分がいかにして成功したかを高校生の時まで遡って述べています。著者は、高校二年の夏休みに大学受験の勉強を始めているのですが、「受験勉強の開始が遅れた」と述べています。が、これは大いなる誤解です。高校二年の夏休みに大学受験の勉強を始めるなんて、立派ですよ。(私は高校三年になってから始めました。)著者は「独自の勉強方のおかげ」という考え方ですが、元々真面目で頭のいい人がそれなりに1年半勉強すれば、東京理科大学に入学したのは不思議ではありません。
後半「誰でも努力すれば自分のようになれる」と説いていますが、それは無理です。例えば、著者が取った「花と女性美展」のグランプリにしても、一人しかいないからこそ「グランプリ」なのです。受験やコンテストのように定員があるものは、努力すれば誰でも結果が出せるというものではありません。「誰でも努力すれば成功する」と言えば嫌味はなかったのですが。
意地悪な見方をすれば、本の中盤は、自慢話にしか読めません。
全編を読んで思ったのは、やはり著者は貧しい農村出身で高校二年で父を亡くした境遇から、現在の画家、小説家として成功したのが嬉しくて嬉しくてたまらない感じです。それは、当然だと思います。しかしこの本を読んで、読者が本当に億万著者になれるのかは疑問です。
億万長者への黄金律
この本は、一見すると大したこと無さそうに見えるが、実は指摘が鋭い。億万長者になるためには、どうすればよいのか? 一言で言えば、「人々に夢や希望を与えて、役に立つ人物になる」
で表現し尽くされてしまう。平凡な解答に見えて、じっくり考えると、スゴク納得させられる一言だと私は思う。
また実際のステップとしては、「想念術」を用いて、願望を映像化すること、そして実行をする時期は、「今すぐ」、小さなチャンスはたくさんあるので、とにかく数をこなす、と述べられている。一つ一つが納得のいく、素晴らしい内容の書籍。
方向性に迷える方々に、お勧めの一冊。