素晴らしく美しい
この本を読むのに、順番にこだわる必要はない。
ぱっと開いたページの言葉と情景を味わう。それだけでいい。
古典だ、古文だと堅苦しくならずに、窓の外に視線をはせて、
ほっと一息つくかのように、眺めればよい。
古語と現代語と英語の音の世界に酔うのもよいし、
日本の古典的な風景の写真集として楽しむのもよい。
もともとの万葉集の魅力を損なうことなく、世界を展開させている。
贅沢で、素晴らしく美しい本である。初めて見た瞬間に一目惚れし、本屋の中をぐるぐる回った末に、
2冊、買ってしまいました。こんな喜びは親しい人とわかちあいたい。
共に楽しめる友人も貴重だと思える、そんな本です。
遠い昔への旅。
もともと古典が好きで、学校の授業で「万葉集」について触れ、
歌の持つ美しさや自然を愛する古代の人々の気持ちに感動したのを
今でも覚えてます。そして図書室でこれをたまたま見つけました。色彩鮮やかでスケールの大きい写真とともに、英文と歌がそれぞれ
ページをめくる度に載っています。私はこれを見ると、ふと日常
から離れてしまいます。そして切ない気持ちに
駆られるのです。
古代の歌集なのですが、本自体はとても神秘的で美しいものに
仕上がっています。時の流れを忘れられます。昔の人々が愛した
自然や大地、いろいろなものが溢れています。それをこの本を
通して感じることができる気がします。