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まず、このような気持ちの悪いものを食べることは如何物食いであってゲテモノ食いとは言わないらしい。 昆虫の味はみなよく似ているって。また、虫(昆虫以外の蜘蛛や多足類などを含む)には寄生虫の中間宿主となっているものが多いので必ず熱をかけること。 芋虫などは蛹になってから食べたほうが美味しい。貧しい国では虫は手軽に捕獲できる貴重な動物性蛋白源。 蜂の毒にはセロトニン、ヒスタミンが多く含まれる。セロトニンって神経伝達物質で鬱病の薬じゃなかったっけ。 ハチノコって蜂の幼虫であればいいんじゃなくてクロスズメバチの幼虫を言うんだって。 蜂、蟻の女王は知っているけど、シロアリには女王、副女王、王がいるんだって。蜂、蟻の場合はオス蜂、オス蟻でその中に王はいなかったしこれらは単為生殖の産物だった記憶が・・。 ミノ蛾のメスは成熟しても芋虫のままの格好なんだって。 残念だったのは写真が少なかったこと、特に成虫になったときの写真が。
日本でよく見られる虫を昆虫の研究者である著者二名が味見(毒見?)し、そのレポートをまとめたものが本書です。二人とも戦時・戦後の混乱期に少年時代をすごしただけあって虫食いに対する度胸は驚嘆にあたいします。 イナゴの佃煮はもちろん、はちのこ、カブトムシ、カマキリ、果てはゴキブリやシラミ、ウジといったキワモノまでを揚げたり炒めたりして胃に落とし込んでいくわけです。イモ虫を嚥下するところを想像するとオエッと思いますが、本書では読者がオエッとならないように、昆虫に関するトリビアや味見をしたときのユーモアたっぷりのエピソードが添えられているので比較的楽しんで読み進めることができました。 なんでも素人が生で虫を食べるのは危険だそうです。虫を捕まえたら1〜2日ほど餌を与えず放置して脱糞させ、よく火を通せばたいていの虫は食べられるのだとか。著者は大体の虫をバター炒めにして食べていますが、味のほうは「酒のつまみとしてならいける」とか「虫だと思わなければいけなくもない」など微妙なコメントが多く、本当のところおいしいのかどうかは謎です。 著者がひたすら虫を調理していたのは今から20年ほど前。20年経ってみると環境も変わり、昔なら簡単に見つかった虫が今はもう姿を消してしまった例もあるようです。著者もあとがきで近年の自然破壊について嘆いています。虫を食べるなんて80年代生まれの私には想像もつきませんが、自然との共存という観点からすれば虫食は理想的だと思います。自分で捕ったものを自分で食べる。スーパーで買ったものなら簡単にゴミ箱へ放れますが、苦労して得た食物なら粗末にはできません。そして自分で捕ることで自然に触れそのありがたみを感じる…。と偉そうに書いてみたものの、私はとても実行できそうにありませんので、せめて我が家にたまに訪れる虫は殺さず外に逃がしてあげようかと思った次第です。(ゴキブリは例外ですが) なお、本書には調理前と調理後の虫の白黒写真が掲載されています。本当にどうしても虫が苦手という人には本書はお勧めできません。
刺激的なタイトルである。 長野県では比較的昆虫食に違和感はないが、本書に載っている昆虫をみると寒気がするものまである。 それにしても東京医科歯科大学にはユニークな講師(教授)がいるものだ。 著者である両氏がそうであるしカイチュウ先生こと藤田紘一郎氏も当校の教授だ。 内容は見てのお楽しみ!著者自身もチャレンジャーでレシピも載っています。勇気がある方は挑戦してみてください。くれぐれも著者のように身内を犠牲(被験者)にしないように!