半分程度は、活用例です
ブログとは、何か?から始まり、ブログとは、どんなことができるか、どうすれば始められるか、そして、ブログを提供している組織の紹介などです。半分は活用事例です。仕事でどう使うか、個人のツールとしてどのように使うか、どう効果的か?の例が沢山のっています。
中でも、商品やサービスなどのプロモーションについて、詳しく書いてあった印象です。実際に、どのように使われているか、の事例も、いくつか上がっていました。
技術的な話はホトンドなく、「どう使うか」に焦点を当てた本でした。分かりやすいし、読みやすいです。
ブログの活用アイデア集
ブログの活用方法を探究した初・中級の解説書です。本書にはいろいろなアイデアが示されています。あくまでも「アイデア」であって「実例」ではないので要注意。実際に素晴らしい効果がありました、という話がないわけじゃありませんが、ほんの少しです。このあたりの難しさは、実践してみればお分かりいただけるはず。とはいえ、パソコン、メール、ワープロ、プレゼンだって、使いこなしている人は少ない。まだブログは普及の途上にあり、これから少しずつ事例が蓄積されていくのです。今はまだ、様々なアイデアに挑戦していく段階です。著者はブログを闇雲に絶賛していません。グループウェアを置き換えた場合「安かろう悪かろう」となる面があることや、様々な実践時の障害についても触れています。きちんと読み込めば、過大な期待を抱く危険も避けられるのではないでしょうか。
最後に、本書があまり強調していない問題について、指摘しておきます。しばしばネット投票で異常な結果が出て話題になりますが、ネットでは偏った客層が突然押し寄せることがあります。ネットには空間の制約がなく、リンクひとつで閲覧者が移動できるため、大勢の人が集まっている場所にリンクが張られると、とんだ騒動になることが少なくありません。
日本のネット社会の顕著な特徴のひとつは、誉めるより貶す方が優勢である、ということです。よい方向で騒動になることは滅多になく、たいてい悪い方向で騒動になります。「第2章 『閲覧者』としてどこを活かすか」「第3章 プロモーションツールとして活かす」は、この点に留意して読まれるとよいでしょう。