一杯づつ味わいたい
内容は様々ながらも、人の思い出と食べる事の繋がりの深さを改めて
感じました。自分の思い出と重なり、一つ読み終わっては本を閉じ
思い出に浸る。そんな繰り返しをしつついつのまにか読み終えていました。
あの思い出の味…あの時こうだった、お弁当がこうだったと忘れそうな
些細な思い出も『食』がきっかけでこんなにも思い出す可能性が高くなるものなんですね。読む人に懐かしさや切なさや色んな事を思い出させて
くれる、そんな素敵な1冊に仕上がっていると思います。
この話一つ一つがその時2ちゃんねるのこのスレッドに居合わせた人の
大切な思い出なのでしょう。それが読む人にとってうそ臭くてもいいじゃ
ないですか。だってこの本の多くの作者となった人達は『本にして万人の
目に触れさせる』という目的があって思い出を書いた訳ではないのですから。
「一杯のかけそば」は何杯も食べられないよ
立ち読みというシチュエーションでは面白かったんだけど。
「一杯のかけそば」的と思いつつ、不覚にもちょい迫ったし。しかしきちんと購入しちまってから読み出してみれば、
「一杯のかけそば」が「わんこそば」で出てくる状態に食傷。
ちょっと良かった話まで巻き添えでうそ臭くなってしまった感あり。