ようこそ amazlet.com へ! amazlet.com は Amazon.co.jp と連動したショッピング・サイトです。Amazon.co.jp だから安心・安全。 気に入った商品は ワンクリックで Amazon.co.jp のカートに追加することができます。
デザイン主導の(あるいは触発された)イノベーションに関する書。 本書の目的は、“はじめに”から引用すると次の通り。 「本書を著した目的は、物質文化の世の中にあって、アートやデザイン、 イノベーションのコミュニティ同士が合流し、また影響し合うことを 通じて卓越した新製品を作り出すことにある。」 最近、競争戦略上あるいはイノベーションにおいて、デザインの重要性 が強調されることが多くなりましたが、同種の本や論文と比べた際の 本書の特徴は、以下の4つ。 ・デザインファームの実態や機能、あるいは創造性やイノベーションに デザインファームが果たすべき役割などについて多くの紙数が割かれ ている。 ・企業・ユーザー・デザイナーやデザインファームなどのコミュニティ やネットワーク、あるいは集積したエリアなど、デザイン産業クラス ター論としての側面を持つ。 ・「そもそもデザインとは何か」といった根本的で奥深い問いに対する 様々な企業トップ・デザイナー・学者のコメントが数多く掲載されて いる。 ・ヨーロッパの事例が多い。 ちょっと残念なのは訳が今ひとつな点。 22名も訳者がいて、訳文全体の統一性をとるだけでも大変だったの でしょう。 訳者の一貫したポリシーのようなものが感じられず、何というか 読み続けるのに努力を要しました。 紙面の構成やフォントなども、もう少し工夫すればもっと読みやすく なったのにと思う部分が、素人ながらいくつか散見されました。 せっかくデザイン・インスパイアード・イノベーションの本の訳を やることになったのだから、もう少しデザインのイノベーションを 起こしても良かったのではないでしょうか。 ただ、22名の訳者は企業内留学の受講生で、基本的に翻訳経験は 初めての人ばかりと思われます。 そういう意味では、よくがんばったなぁとは思いますが・・・。