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リッツ・カールトン20の秘密―一枚のカード(クレド)に込められた成功法則

リッツ・カールトン20の秘密―一枚のカード(クレド)に込められた成功法則

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リッツ・カールトン20の秘密―一枚のカード(クレド)に込められた成功法則の商品レビュー

2.0 これは社長夫人の悪趣味な道楽本か?
もし自分の勤務する会社の社長夫人が社員の血と汗と涙の結晶であるお金を、自分の趣味のホテル道楽の為に数千万円も突っ込んでしまったことを知ったのならば(特に会社の経費や出張費で処理されていたら・・・)、自分はきっと仕事のモチベーションを失ってしまうでしょう。
おまけに著者を紹介したテレビ番組を見ていたところ、著者の会社は田舎の中小企業で不況業種なのに、リッツカールトン流のスタイルで接客をさせられている女子社員さん(きっと安月給のはず)を見て、サービス業でもないのにココまでやらされるなんて可哀想だと思いました。(垢抜けないフォーマルウェアを製造販売している岐阜のローカル企業なんだから、気取らない素朴な対応でいいのに・・・)
実は自分もこの著者と同じ趣味の持ち主で、1990年代前半から海外のリッツカールトンに出入りしていたけれど、どうも世間ではこういう趣味に不快感を感じる方も多く、自分もこの趣味のせいで、ストイックに生きているインテリを敵に回したり、経済的に苦しい方に反感を買ってしまった苦い経験が何度もあったりします。
確かに高級ホテルの泊まり歩きは楽しいし、自分もリッツカールトンは好きだけど、この手の本を出版するなら、社員にバレないようにペンネームを使うべきではないでしょうか。
でも著者は、すでに社員にバレてしまっているのと、リッツカールトンのネタで商売しているのだから、これからは毎年社員旅行にリッツカールトンに連れて行かないと、きっと社員は納得しないでしょう(笑)。
あと欲を言えばリッツカールトンのアンバサダーは、この著者のようなマリオットが買収した後に泊まりだしたミーハーなノリの俄か(にわか)顧客より、1980年代初頭から海外のリッツカールトンに泊まり歩いていているような、地に足が着いた落ち着いたタイプの顧客ほうが相応しいと思いました。
やはり1980年代前半からの顧客から見たら、著者みたいなゆっくり滞在もせずに短期間でリッツカールトン全軒制覇したタイプの人なんて、成金チックであんまりエレガントな行為にみえないし、若輩者の私から見ても早食い&大食いしているフードファイターのような印象を持ちました。
でもリッツカールトンは歴史古いようですが、実質的には新興ホテルチェーンなので、ゲストは老舗ホテルの何十年前から通っている顧客と違って派手な成金ミーハー客が殆どだから、著者のような新参者でもアンバサダーになれるのが、弱点でもあり利点でもあるのですが。
3.0 やや興ざめ
お客様へのおもてなし、ホスピタリティの真髄を具現化したプロ集団としてのリッツカールトンホテルの秘密を知りたい、感動する内容を期待して読みましたが、渡辺美樹氏の著書のときに比べ、読み進むうちにしらけていく自分がいました。一泊5万以上からのホテル、ラグジュアリーホテルとして私たちはこういうことを考えている、冒頭から「?」が頭に浮かぶ。高額が必要なのかな。
また本書では通常では信じられない各国のリッツホテルでのサプライズサービスが紹介されます。著者が猛暑の中ホテルにつくと、タクシーから降りる前に3人のホテルマン、ホテルウーマンが飛びつかんばかりに出迎え、氷でキンキンのドリンク(著者の大好きなもの)やおしぼりの接待。夕方にはやはり二人のホテルウーマンが自家用車で観光におつきあい。著者の誕生日の朝には、朝食時に通常はディナー時のみ使用するフランスレストランで一人で食事。客室からそこまでに100人以上のホテルマン、ホテルウーマンが出迎えとお祝いの言葉(朝食の忙しいときに他のお客様は?)。これらはすべて著者が「ロイヤルカスタマー」(よくホテルを利用する特別なお客様)だからだそうです。本書の中でも何度かそのことが明記されています。特別なお客様に、高額の費用で、特別なサービスを提供する。感動はありませんでした。
一点、ホテルの従業員がとても生き生きとしているという点は、もしかしたらリッツの秘密なのかもしれません(高額の給料をもらっているのであれば、それも特に「秘密」ではないのですが)。
4.0 感動的なサービスに触発されたお客さまが,そのサービスの伝導師となる好例。
本書は,世界最高といわれるリッツカールトンの感動サービスについて,事例と解説(お客さまの体験とサービス提供の秘訣)という構造で書かれている。この本は他のリッツカールトン関係の本と比較しても,とてもユニークな仕上がりとなっている。というのも,お客さまである井上氏が,リッツカールトンの感動サービスに触発され,全世界のリッツ(63ヶ所)を巡り,実際に経験した各地各様の感動サービスについて描く体験記となっているからだ。その資金力と行動力に脱帽すると同時に,各ホテルでの素敵なホテリエとの出会いやエピソードは,単なる旅行記とも違っており,読んでいて面白い。一方,このような感動サービスが,職人芸ではなく,高い水準で,科学的に提供されている点は,様々な本で解説されてきたが,やはり素晴らしいと感じざるをえない。現東京総支配人のリコ・ドゥブランク氏が,感動サービスを提供する秘訣を明かしてくれているが,嫌みなく,かつ揺るぎない自信を感じさせる。サービス業に関わる方にとっては,大いに参考となる一冊だろう。
4.0 リッツカールトンの精神が分かります
世界中のリッツ・カールトンホテルに滞在することを目標に旅した筆者が、滞在した各ホテルで受けたサービスについて記述している。
また、それぞれのサービスについて、現リッツ・カールトン東京の総支配人がホテルの精神であるクレドカードに沿って解説してある。
全従業員がこの精神を守って業務を遂行しているということが文中から伝わってきました。
一度宿泊して実際に体験してみたいと感じました。
4.0 紳士淑女のおもてなし
リッツカールトンという名は誰しもが知る高級ホテルである。
そんなホテルの内側に切り込んだというより仲間に加わった!?著者が、
リッツカールトンの素晴らしさを紹介してくれます。

なにより世界のリッツカールトンを巡るという著者の行動力に驚かされるが、
それを真正面から受けて立つ、リッツカールトンの寛容さが、
人本来の楽しみや喜びを清楚に具現化していて、
リッツの素晴らしさ=従業員の素晴らしさを垣間見ることが出来た。

庶民からすると宿泊料金は高いと思うし、なかなか手の出るものではないが、
掛け替えの無い思い出や人の温かみはお金で解決出来るものではない。
そこに指針となるクレドがあるために、目指す姿が明確になっているからこそ、
思い切って、良い行いは良い行いとして実現できるのだと感じた。

泊まりたい、そしてサプライズを体感したい、そう思える本だった。

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