総合的学習のメディア学習バイブル
ワークショップのガイドを行う教育関係者に
一読を勧めます。オンタリオ州においては、国語の授業の中で、
テレビ・新聞・映画・音楽等メディアの読み解きを
正式に取り入れている。
日本国内のメディア事情に対しては、
訳書のため完全に適合するわけでないが
メディアリテラシーの体験学習を支える
「分析」と「メディアの作成」体験の両面性を
行っているオンタリオの実験校の
メディアリテラシー教育のガイドブックとして
ワークショップ学習に関する考え方が明瞭である。
メディアリテラシー(教育)は、
映像制作関係者育成の観点においても
メディア関係者のモラル教育としてオススメします。
メディアの理解は、市民と制作者の双方の反目からでなく
相互の意図や受け止めの揺らぎに、
よって成り立っていることに気づくでしょう。
メディアリテラシーでは、参加者の価値観や知識を元に
制作と分析を繰り返すことで、参加者に判断をゆだね
意見誘導を最小限にすることが重要です。
また、本書は、いくつものメディアリテラシーを
ワークショップの内容として
ジェンダー論や社会論的なバイアスも少なく、
学習に参加する児童や生徒、ファシリテーターに対して、
あえて意見誘導を行わない良書です。