|
商品の情報
Sketches of Spainの解説マイルス・ディヴィスとギル・エヴァンスの共同作業は、ジャズ史上屈指の名コラボレーションと評価が高い。『クールの誕生』セッション等を通じて40年代から知りあいだったマイルスとギルは、57年の『マイルス・アヘッド』を皮切りに、58年の『ポーギーとベス』でも絶妙なコンビネーションを聴かせた。 Sketches of Spainの曲目リスト
Sketches of Spainの商品レビュー アランフェス協奏曲
マイルスデイビスのことをよく知らなかった頃、この曲を聴きました。 Concierto de Aranjuez
マーカスミラーが抜擢された「The Man With The Horn」からMilesに入ったのだけど、 …譜面が見える。
“ジャズ史上屈指の名コラボレーション”等とやたら評価が高いアルバムだが、自分は過大評価されているアルバムと思う。特に1曲目の「アランフェズ協奏曲」が全然良いとは思えない、アレンジも緻密に練りすぎて頭でっかちだし、何度もテイクを繰り返したからかマイルスの演奏にも何のフィーリングも感じられない。そもそもジャズとは言えない、譜面が見える。 譜面武闘会
スケッチと称して曲の全体像を描きながらインスピレーションで色を決めようとするマイルスと、譜面から逸脱しきれない楽団との溝というかチグハグさが面白い。なんとか体裁を整えたアランフェスより、なんというかマイルスの無茶苦茶ぶりが曲のど真ん中を貫く"Saeta"と"Solea"が聴きものに思う。言葉の通じない異国の民に取り囲まれて仕事をしなければならない感じを音楽にしたらこんな風になるんじゃないかと。周りがあまりにもきっちり演るものだから、マイルスは吹きまくりの浮きまくりで珍しくもクールさにほころびさえ見えるよう。4のぷわぷわした演奏は、後年"On The Corner"でのワウワウプレイに通じる感じがするのも興味深く、貪欲な開拓精神の反面、案外この人のスタイル自体はそんなに変わっていないのかもしれないと感じられる部分です。 Another Side Of Miles Davis
ギル・エバンス・オーケストラとマイルスが競演した第3作にして最高傑作。(第1作は『マイルス・アヘッド』、第2作は『ポーギー・アンド・ベス』)本作の白眉は何と言ってもアランフェス協奏曲(Concierto De Aranjuez (Adagio))だ。当初のLPには未収録だったConcierto De Aranjuezのパート1・2をボーナス・トラックとして加えたことでより一層魅力が増した。ロドリーゴのこの名曲はギター曲として有名だ。アレグロ・コン・スピリト→アダージョ→アレグロ・ジェンティーレの3楽章からなるこの曲の第2楽章をギルはアレンジしたわけだが実に見事だ。その中でソリストとしてペットを吹くマイルスはまさに『Another Side Of Miles Davis』である。しかしながらそこにはやはりマイルスのあの『音』が鳴っている。マイルスの残したアルバムを聴けば聴くほど、本当に同じ人の残した作品だろうかと思うほど音楽的レンジが広い。そしてものすごく多作だ。それでいながらマイルスのあの『音』は偏在し続けている。凄いことだ。この作品はそう言ったマイルスの作品群の最も『端』に位置した傑作である。 音楽の最新売り上げランキング - トップ10
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||