ビッチェズ・ブリューのご先祖様ね
2つのカルテットが左右別々かつ同時に即興演奏!?なにそれ!また、オーネットさんはいい加減なんだから....と思って聴きました。そしたら、意外とちゃんとしてて、「ありゃ!これは要するにマイルスのビッチェズブリューじゃない?」マイルスがどの程度この作品を参照したか、あるいは全く関係無いのか、わかりませんが、というのは左右のドルフィー/オーネットのカルテットは無関係なようで、有機的に絡み合った演奏になっていて、ベースもドラムも二人だから単なるフォービート風がポリリズム化してる、という点で似てる、というか同じアイデアなワケです。リード楽器もてんでにソロを入れたりつっこんだりするというところもね。もっともビッチェズ~に先んじること10年弱。あのように仰々しいキメ㡊??入れたり、劇的なサウンド、はたまた現代的な編集がされているワケじゃないから、起承転結も乏しく、ダルなジャムセッションという印象はぬぐえません。それでもこのアイデアは狭義のフリージャズのみならず、マイルスをはじめウェザーリポートやプログレロックなどの重厚なサウンドにつながっていったんじゃないか、とは思います。
ビルエヴァンスのオリジナルトリオで名高いスコットラファロが参加しています。対向はチャーリーヘイデン。意外にヘイデンがおとなしく4ビートしてるのに対してラファロは後のヘイデンのように奔放に暴れまくっております。こういう人だったのね。
60’s フリージャズオールスターズ
フリー・ジャズというタイトルも、今見ると時代を感じます。
中身はそれほど激しいフリージャズという印象はありません。
むしろオールスターキャストによる集団即興演奏。
一人一人の演奏が結構細やかなことに驚きました(これ聞くの本当に久しぶりですから)。
こういうCDってついつい真剣に聞いてしまいますね。歴史的評価も高い作品ですが、そういうことを抜きに楽しめる演奏です。