☆ヘビー・ローテーション確実☆
どうしたらこのような傑作を作り出すことが出来るのかと
いつもいつも思っています。もしも購入を迷っておられる
方がいるならば…(このページをご覧になっている時点で
購入したい気持ち満々な方ばかりなのではないかと思いますが☆)
本当に心からお勧めします。今日のところはとりあえずウィッシュリストに…という現象は私にはしょっちゅうあるのですが、
このCDに関しては、お早く…!と言っても過言ではないほどに、心に染み入り揺さぶられる、良い曲ばかりです。
私個人では、2曲目の「THE ORIGIN OF LOVE」が好きです。
映画サントラ版の同曲は割とゆったりとした、どちらかというとストーリーを語って聞かせるような語りうた(というのでしょうか)のようなイメージ、こちらの方はもう少しテンポが速く、歌い方もまた、素敵で新鮮です。
完全なるロックアルバム!
監督兼ヘドウィグ役のジョン(デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップフリーク)と音楽担当兼ギター役のステファン(ルー・リードフリーク)の二人の共同アイディアから始まり、98年からのNYオフブロード・ウェイでの興行、後の映画化と、まさにフィクションを超えたロック・バンド「Hedwig and the Angry Inch」の完全なるロック・アルバム。初のバンド・パフォーマンスは、ゲイ・クラブでの荒削りなパンクな演奏から始まった。初代ヘドウィグ役、ジョンは毎日2回のステージを1年以上こなしただけあって、完成度の高い楽曲とのマッチングは完璧。グラム、パンク、カントリー、バラードとも歌いこなしているように、それぞれのジャンルへの咀嚼は見事である。またそれぞれの歌によって表情が変わり、ジェンダー、セクシャリティを超えた優しさ、怒り、哀しみの感情がしっかりとのる素晴らしい声とパフォーマンス。
Origin of Love、Wicked Little Townといった名曲もさることながら、切々と歌い上げるバラードHedwig's Lamentから爆発的なパンク・ロックExquisite Corpseへの転換には奮え立たずにはおれない。そしてクライマックスのMidnight Radio。過去の女性ロッカー、パティ、ティナ、ヨーコ、アリサ、ノナ、ニコを賛美し、「45回転レコードのように、回りながら、バレリーナのように、自分のロックンロールに合わせて踊り続けよう」と高らかに歌い上げるヘドウィグの歌声がまさに私たちのロックとなる。
ジョンもインタビューで、ビデオ・クリップのように何度もこれらのサントラ曲を繰り返しみることになるだろう、と予言めいたコメントを残したように、その1曲1曲がヘドウィグの物語とともに、サントラを聞くたびに鮮やかに蘇る。それはすでにフィクションを超えたロック・アルバムとしての証である。