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Bitches Brew

Bitches Brew

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Bitches Brewの曲目リスト

  1. Pharaoh's Dance
  2. Bitches Brew
  3. Spanish Key
  4. John McLaughlin
  5. Miles Runs The Voodoo Down
  6. Sanctuary
  7. Feio

Bitches Brewの商品レビュー

5.0 おどろおどろし過ぎる
本当にこのアルバムはおどろおどろしい。これとカインドオブブルーをよく聞いててどっちが好きかと言われたら悩むけど勧めるなら間違いなくカインド〜…でしょう。慣れるまで時間掛かったし。慣れたら心地いいけど。このおどろおどろしい音楽に慣れるのはいいのかと言われたら悩むけど。
ほとんどの曲が10分超える長尺演奏(しかもディスク1は2曲とも20分)。よく集中力がもつなと。そこらへんでも驚き。
肝心の曲の方は古い時代の彼は跡形も無く吹っ飛んで芸術は爆発みたいな感じ。裏音吹きまくりの弾きまくり、不協和音満載強制融合、オカルトチックミュージック、でアフリカが匂ってきたり。
長尺曲苦手な人にはお勧めしないけど、買ってよかったって思ってるし今でもたまに聞くわけでございましてな。
5.0 やっぱり良かった
今まで「聞かず嫌い」という訳ではないのですが、ほとんど聞いた記憶がなく、聞くのを控えていたように思います。でも、思いきって買ってみたら、「何で今まで聞いていなかったの?」という感じで、やっぱり良かったです。
「In a Silent Way」も好きなのですが、同傾向でしたね。
5.0 何度も聞いてしまう。
聞くたびに隅々まで痺れてきます。
素敵な音楽です。是非、どうぞ。
5.0 とっつきにくいと思った人は、試しにDisc2から聴いて(経験して)みて
このアルバムは、初めて聴く時、素直に1曲目「ファラオズ・ダンス」から聴いてしまうと、おどろおどろしさやとっつきにくさが勝ってしまって、「ダメだ、生理的に受け付けない」と感じる人も少なくないかも。(僕は、何年か前にこのアルバムを買った時、そうなりました。)でも、そういう人でも、ためしに是非 Disc 2の「スパニッシュ・キー」から「サンクチュアリ」あたりまでを聴いてみて下さい。取り敢えず「ファラオズ・ダンス」やタイトルトラックの「ビッチェズ・ブリュー」は後回しにして。

すると?このアルバムの音楽が意外に、素直に熱く、素直にカッコ良く、素直に美しく聞こえ出したりします(不思議)。もし、それでもまだ「これのどこがいいんだろ?」と思っても、このアルバムをすぐに手放してしまわないで、ためしに、マイルス・デイヴィスが聴きまくっていたという、この時代の前後のジェイムズ・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーン、ジミ・ヘンドリックスのアルバムを聴いてから、再びこのアルバムを聴いてみて下さい。自分の耳と心とで聴けば、「あっ」と気づくことが、きっとあるので。

自宅に居ながらインターネットで古今東西の音楽をラクに手に入れられるこの時代に、この「ビッチェズ・ブリュー」を一聴してすぐ「評判通りの名盤だ」と褒めちぎるのももったいないことなら、「それほど大したものじゃない」と切り捨ててしまうのももったいないことだと思います。

このアルバムの音楽は「ほかのリスナーや評論家さんやガイドブックがなんと言ってるか?」ではなくて、ひとりひとりの「あなた」や「私」がまず自分自身の耳(=身体)と心とで「経験」して「自分の中に入ってくるものがあるか?」「自分はこの音楽の中に入れられるものを持っているか?」それを、時間をかけて知る、という音楽に思えます。そして、1969年(の録音でしたっけ?)にこのミュージシャン達のした音楽上の冒険・挑戦に匹敵するようなスリリングな冒険・挑戦を、二十一世紀のこの世界で「あなた」や「私」(たとえミュージシャンでなくとも)がやれるかどうか?そんなことを問うているアルバムにも思えます。マイルス・デイヴィスとミュージシャン達はそんなことを意図しなかったとしても、時の流れの中でそういう「意味」や「存在感」を獲得してしまったアルバムに思えます。

マイルスは、共演するミュージシャンやこれを聴く「あなた」や「私」のひとりひとりにシンプルにして永遠の問いを突きつけているような気がします。
「オレはこの音を出して、こう生きる。きみは、どんな音を出して、どう生きるんだ?」と。
ここには、哀しみはあるけれど嘆きはなく −悩んで、闘って、勝ちたい。そういう音楽のように思えます。世界には、こういう美もある、と「経験」して知ることが出来るなんて、素晴らしいことに思えます。僕はノロマで五年くらいかかりましたが、きっと他の方はもう少し早くこのアルバムの良さを発見すると思います。
5.0 “音の秘境“へと進んでいくマイルスの代表作の一つ
1969年に発表されたこの「Bitches Brew」、今や「Kind of Blue」に次いで売れているCDらしい。
ビートルズの音楽にはなにも興味を示さなかったマイルスだが、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、特にジミの才能には惚れ込んでいた。
ジミの逝去で共演の機会はなくなったが、「イン・ア・サイレント・ウェイ」から周到に用意してきたエレクトリック・サウンドを一つの完成がこのアルバム。

思春期が70年代で、その当時の最新のマイルスの音楽、特にAgartaを好んで聞いていたぼくは、このアルバムを過去にさかのぼる形で聴いた。
今も好きなアルバムなのだが、Agartaが幻想的とかを通り越して、音楽の抽象表現と呼ばれるところまでいっていたためか、
ある意味、リズムが凄い分スイングできるのに対し、このBitches Brewはデモーニッシュともいえるサウンドだ。
ロックの幻想的、瞑想的雰囲気も取り込んで、ロックでもないジャズでもない“マイルス・ミュージック”を作ったといわれている。
ジャケットの絵を見てもそれは伺えるかもしれない。

チャーリー・パーカーのビバップがその構造の明確さで、ヨーロッパのクラシック音楽と同等だったのに対し、
マイルスはモード時代からアフロ・アメリカンという範疇に留まらず、分析不能な“音楽の秘境”へと凄い勢いで進んでいった。
このBitches Brewはそんなマイルスを決定的に印象づけた一枚だろう。

このアルバムだけではないのだが、今は、マイルスが当時の“黒人”にアイデンティティーをおいてなかったこともよくわかるし、
いわゆる男性原理だけでなく女性原理も同じくらいの比重で併せ持っていた人間であることもよく理解できる。
「俺は双子座だから2つの俺がいる。それは誰にもわからないよ」とうそぶいてたマイルスの面目躍如といったところか。
聞いて損はあるまい。

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