ハンコック級
Carl Craigと言えばあの歌物の少ないスピリチャルな曲調でトコトン落とすデトロイト・テクノの重鎮だが、その別プロジェクトということで、どんなことになっているのかと買ってみたところ、「えっ!?」というのが感想でした。そこにはもはやCarl Craigの面影はまったくなかった...。テクノの面影も薄い(薄いというだけで、まったくないわけではない)。でもやっぱりCraigはJazzを媒介にしても、スタンスはスピリチュアルだ。でも#8の「People Make the World Go Round」とかはとてもシンプルで力強いメッセージが込められた、歌物でこういうこともするのかとちょっとビックリ。これは紛れもなくJazzを主体とし、その完成度はHerbie Hancockにすら迫る物がある。それでか、Hancockの「Future 2 Future」にもCraigは参加していた。そこで行き着く当然の仮説は、これはCraigのHancockに対するオマージュかはたまた挑戦状か!?しかし、このジャケはJazzっ気薄いですよね。「More Songs About Food and Revolutionary Art」はまさにジャジー極まりないジャケで、内容はテクノ、本作はテクノ的なジャケで内容はJazz。これは狙ってやっているのか?