異教徒の詠唱・・・
COCTEAU TWINSと共に4ADを代表するバンドの3作目。
私にとって、彼らの作品中で最も聴く頻度の高い作品です。
他の作品ではバロック音楽を現代風に解釈した作品などを発表していますが、今作では「異教の歌集」とでも言うべき中世的でクラシカルな世界を創り上げています。
COCTEAU TWINSとはまた異なる「美しさ」を持つバンドで、作品を重ねる度に益々「非ロック的」な方向に向かって行き、本作では最早、クラッシック、宗教音楽のようです。
ヴァイオリン、ヴィオラ等の演奏をバックにLisa GerrardとBrendan PerryのVOが幻想的に響きます。(私は圧倒的にLisaの声の方が好きです!歌というより「巫女の祝詞」って感じ。ただ、曲単位で考えると何故かBrendanパートの曲が好きなんですね。)
特に気に入ってるのは1、4、5、10です。
1「Host of Seraphim」はこの作品のハイライトの1つで、織天使達が舞い上がっていくようなイメージを喚起させる荘厳な名曲。溜息が出る程美しく何度聴いたか分かりません。
4「The Writing On My Father’s Hand」は美しいLisaの声が印象的な曲。冷たい「透明感」がいいですね。
5「In The Kingdom Of The Blind The ONE EYED Are Kings」は、「中世宗教音楽の現代版」みたいな曲ですね。タイトルは「盲人の国では片目は王様」という意味。
10「Ullyses」はデジタル・ワルツ(?)とでもいうべき壮大且つ耽美的な曲で本作のハイライトの1つでしょう。天空に響き渡るようなBrendanの歌声で本作を締め括ります。彼らの作品はどれもジャケットが美しいので好きなんですよね。