スイングル・シンガ-ズのデビュー作
スイングル・シンガ-ズの1963年のデビュー・アルバムで、ジャズのリズムに乗せたバッハ曲集。
時代のサウンドにのせてバッハの曲を演奏するのはよくある手法で、ちょっと考えれば、R&Bの時代にはトイズがバッハのメヌエットに歌詞を付け "A Lover's Concerto" として歌っているし、ロックの時代にはプロコル・ハルムがバッハのカンタータ「目ざめよと呼ぶ声あり」を用いている。比較的新しいところでも、J.ルイスもバッハの曲を上品にアレンジした作品を発表している。バッハを題材にした作品集を挙げればきりがない。 こうした作品群と一線を画す点は、このアルバムでは、バッハの音楽が(リズム楽器が付け加えられただけで)そのまま音を変えずに歌われていることだろう。若干上品にまとめられすぎていて物足りない気もするが、軽快で、オリジナリティ溢れるバッハを聴く事が出来る。