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レインボー・オン・ステージ

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レインボー・オン・ステージの曲目リスト

  1. イントロ:虹のかなたに~キル・ザ・キング
  2. メドレー:銀嶺の覇者~ブルース~スターストラック
  3. 虹をつかもう
  4. ミストゥリーテッド
  5. 16世紀のグリーンスリーヴス
  6. スティル・アイム・サッド

レインボー・オン・ステージの商品レビュー

5.0 第2期レインボーの大迫力ライブが聴けるライブ・アルバム
1976年に傑作アルバム『虹を翔る覇者/RISING』を製作した第2期レインボーが同年12月に行われた初来日公演の収録テープを主として抜粋・使用し、一部の曲を来日前に行われたドイツ公演の収録テープからもってきて2枚のLPへ収録したものだ。当初は日本だけで発売する目的のライブ・アルバムであり、翌年の1977年に発売されている。
メンバーはロニー・ジェームス・ディオ(リード・ヴォーカル)、リッチー・ブラックモア(リード・ギター)、ジミー・ベイン(ベース・ギター兼バッキング・ヴォーカル)、トニー・カーレイ(キーボード兼バッキング・ヴォーカル)、コージー・パウエル(ドラム)の5人。

アルバムの内容は凄い迫力である。まるで前作『虹を翔る覇者/RISING』の迫力ある勢いをそのままライブ・アルバムへ突入させて販売したような感じだ。実際そういう意味だったらしく、前作『虹を翔る覇者/RISING』販売後の都合上により、いろんなライブ・テイクの中から大変迫力のあるトラックを選んで収録したらしい。日本公演のトラックが一番多く使用されているが、リッチーが日本に対して愛着を持っていたからだそうだ。ディープ・パープル時代もリッチーや他のメンバーにとって日本は愛着のある国である。

迫力のあるトラックを選んで収録しているせいか全体的にパワーがあり、スリリングでダイナミックな内容だ。もちろんスケール感もある。また、ヴォーカルやメンバー全員の演奏・アンサンブルも抜群である。アレンジもかなりしており、曲によっては長く演奏しているのもあるが感じとしてはスタジオ・アルバムよりかなり上だ。もちろんミキシング状態も良くて音質も良い。特にリッチー・ブラックモアの迫力ある驚異的なギター・プレイが全体的に聴けるばかりではなく、ロニー・ジェイムズ・ディオの声域が広いのを生かして曲の雰囲気に合わせていろいろな歌唱をする素晴らしいヴォーカルやコージー・パウエルの凄まじいパワー&テクニカルのあるダイナミックなドラミングも全体にわたって聴く事ができる。もちろん、ジミー・ベインのバンド全体に対するサウンドをまとめあげる確実なベース・プレイやトニー・カーレイのシンフォニック・サウンドやセンスの良いアレンジで曲自体をひきたたせる演奏を奏でるキーボード・プレイの2人も見逃せない。その他、リッチーによるクラシックの名曲のフレーズなどが随所で聴く事ができる。

だが、当時のコンサートに対するセット・リスト順に収録されておらず、名曲『スターゲイザー』とアンコール曲『ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ』の2曲がカットされている。それだけではない。なんと『スティル・アイム・サッド』の中で行われたコージー・パウエルのドラム・ソロの部分までがカットされた。LP片面の収録時間の制限上からこういう形になったらしいが納得できるものではない。LPの制限上と言うが、ディープ・パープルやグランド・ファンク・レイルロードなどアルバムによっては片面限界ギリギリの30分超えの収録をしている(収録時間を長めるとレコード溝が狭くなり、迫力が若干おちるが)。仕上がり度は抜群なのだが日本のファンは中途半端な収録に激怒したという。のち、外国でも発売されたが、やはり中途半端な収録に不満の嵐だった。しかし、当時のレインボーのライブでの凄さを知ることとスタジオ・アルバムとライブでの表現の違いを知るのには十分ではなかろうか。個人差があると思うけど、とにかくカットされた曲があるとはいえ、全体的にわたって第2期レインボーの凄いライブ演奏を収録したアルバムには間違いないと思う。

収録曲を軽く説明しよう。ちなみに、LPの時は1枚目A面が(1)と(2)・B面が(3)、2枚目のC面が(4)・D面が(5)と(6)だった。
映画『オズの魔法使い』の1シーンの音が流れ、主人公のドロシーが"虹が虹が…"と言ったときにバンド全体の『オズの魔法使い』の主題曲の1フレーズが始まり(1)『キル・ザ・キング』が始まる。物凄い勢いの迫力とスピードで突き進む。中間部でのリッチーのギター・ソロは脅威的なスピードとテクニックに圧倒される。当時は新曲で次作のスタジオ・アルバムに収録された。(1)が終わると、その勢いで(2)『メドレー』の『銀嶺の覇者』へ突き進む。やはり迫力あるヴォーカルと演奏でスタジオ・アルバムとは全然違う。スタジオ・アルバムの方がやたらと軽く感じる。『銀嶺の覇者』のフルコーラスのあとリッチーだけのギター・ソロとなって終わった瞬間ちょつと間があいてブルース演奏となる。これはディープ・パープルでもやっていたメロディー演奏だ。ブルースが終わってちょと間かあいてロニーの手拍子が始まり『スターストラック』がスタートする。この曲の演奏時間は短い。また間が少しあいてロニーだけのヴォーカル・ソロになる。そしてヴォーカルが盛り上がってきて『銀嶺の覇者』の全体演奏になりエンディングとなる。(3)『虹をつかもう』はリッチーの軽いギター演奏でスタートする。最初は静かに演奏とヴォーカルで進むのだが、途中から迫力のある盛り上がりがあってそのたびにリッチーのギター・ソロが入る。これを何回か繰り返してゆき、ロニーの味わい深いヴォーカルで静かに締める。大変スケールの広いドラマテイックな曲だ。スケール感を出すキーボードが印象的だ。

(4)『ミストゥリーテッド』でもリッチーだけのギター・プレイからスタートする。ディープ・パープルのスタジオ・アルバム『紫の炎』のテイク路線ですすんでいるが、大幅なアレンジがなされている。ロニーの圧倒的なヴォーカルが目立ち、曲自体に新しい風を吹き込んでいる。そればかりではない。リッチーのギター・プレイも多い。以前リッチーは"ミストゥリーテッドはギターのための曲だ"と言っていたが、全体的にそのような感じを与える。後半から盛り上がってフルパワーでヴォーカルと演奏となり、どんどんスピードを上げてエンディングとなる。ディープ・パープルと感じが違うが、これもまた良いテイクである。とにかく、アレンジも良いしロニーのヴォーカルの良さとリッチーのギター・プレイの良さが際立っている。(5)『16世紀のグリーンスリーヴス』はリッチーのクラシカル的な感じでグリーンスリーヴスをソロで弾くのでスタート。その後バンド全体の迫力演奏となる。ヴォーカルも迫力いっぱいの歌唱であり、とにかくバンド全体が迫力のままエンディングまで続く。本当にスタジオ・アルバムとは比べ物にならないパワーだ。そしてラストはアルバム最大の聴き所(6)『スティル・アイム・サッド』だ。元々インストルメンタル曲だが、歌詞をつけてライブのエンディング曲となっている。最初は原曲に歌詞を付けた状態でスピード感のある大迫力の演奏が続く。そして、ギターとキーボードだけの静かな演奏となり、やがて長いキーボードだけのソロとなる。このソロが盛り上がってきてフェード・アウトした瞬間リッチーのイントロが始まり再び始めのヴォーカルと演奏に戻る。どんどん盛り上がってきて大変カッコ良くて長いエンディングとなる。このエンディングはあまりにもドラマテイックで迫力もあり、カッコ良すぎて文章で表現できない。この1曲だけでも当アルバムを聴く価値ありだ。

ちなみに『スティル・アイム・サッド』の編集前はキーボード・ソロのあとにコージーのドラム・ソロが入っていた。ドラム・ソロが終わった後に『スティル・アイム・サッド』のリッチーのイントロが入ってくる。カットされた状態だが、あまりにも素晴らしすぎて全編を聴きたいものだ。

前記したとおり『レインボー・オン・ステージ』は迫力あるトラックを選んで収録してある。もともとレインボーは演奏と曲と歌をじっくりと聴かせるタイプのバンドである。特に歌の部分だ。ロニー・ジェームズ・ディオの歌のうまさには脱帽で時にはシャウトするし時には優しく歌い、またまた時には実に味わい深い歌唱をする。DVDのライブを見てわかるのだが、ロニー・ジェームズ・ディオの熱唱が目に焼きつき、それに合わせた演奏が効果的であり、長い曲でもあきない。CDだと画面が見えないため、その部分が伝わるかどうかである。伝わるのであれば本当のレインボー・ファンだ。伝わらないのであれば、本当のレインボー・ファンではなくてディープ・パープル派であろう。たぶんあくびが出るか途中で止めてしまうのではあるまいか。それほど歌を大切にした曲自体を聴かせる長い演奏スタイルなのだ。『ライブ・イン・ジャーマニー1976〜ツアー30周年記念ボックス』を聴くとよくわかる。これが本当のレインボーの姿だ。
『ライブ・イン・ジャーマニー1976〜ツアー30周年記念ボックス』ではどの曲も長いが迫力の演奏が続くわけではない。静の部分がどちらかというと長いしヴォーカルの部分も長い。だが、全体的に聴くと1曲1曲が効果的に演出しておりCDでもはっきりわかる。だが、気がついた事がある。ディープ・パープルと違う迫力という部分だ。ディープ・パープルは突っ走るがレインボーは突っ走らない迫力さを持っている。これは大きな思考の違いだと思う。最終的にリッチーやりたがていたのはこういう事だったのかとつくづくおもってしまう味わい深いライブだと痛感してしてしまう。

しかし当ライブも捨てがたい大迫力のライブだ。ヴォーカルも良いし演奏も良い。アレンジも良い。良いとこずくめである。聴く価値はかなり有り。
最後になってしまったが、当コーナーで紹介しているCD『レインボー・オン・ステージ』はデジタル・リマスターで、2000年に再発された紙ジャケット仕様の日本盤だ。
5.0 厳冬の夜空に輝いた虹
'76年12月の初来日公演を収めたライヴアルバム。当初、『チェイス・ザ・レインボー』なるタイトル且つ1枚組で発売予定だったのが、欧州公演の数曲を加えて2枚組(アナログ盤)で発売された。

俗に言うリッチー、ロニー、コージーからなる三頭政治の齎す緊張感が楽曲を昇華。まさに様式美と称されるに相応しい素晴しい世界感を創り上げており、1から6まで聴く者を"虹の彼方"に誘ってくれる(収録の曲順は演奏された曲順とは異なるが・・・)。
特にリッチーのディープパープル脱退に伴ってエルフのメンバーと共に製作された1st『銀嶺の覇者』からの楽曲は、アルバムヴァージョンと打って変っアグレッシブなアレンジがなされている。又、レインボーの代名詞とも言える1は、当時、未発表曲だった。
残念ながら本来6で演奏されたコージー・パウエルの壮絶なドラムソロは、カットされている。

因みにアルバムカヴァのステージに写っている高さ十数mの巨大な虹は、楽曲に合わせて美しく光り輝くライティングシステムだ。
5.0 何度聴いても鳥肌の立つキル・ザ・キングのオープニング
 はじめてこのアルバムを聴いたのは今から20年以上前です。そのころはCDもなく、レコードを何度も何度も聴き、ぼろぼろになりました。CDが出てからはCDに乗換え、数百回は聞いたのではないでしょうか。

 20年以上もリッチー・ブラックモアのファンですが、名曲キル・ザ・キングは何度聞いてもいいですね。後の録音技術に比べれば、音源は良質とは言えないかも知れませんが、紛れもなくレインボー(というかリッチーの)金字塔です。

5.0 <まだズラではなかったリッチー>
<キャッチザレインボー>の中間で音が小さくなってしばらく、リッチーがうねうねソロをやったあと、コージーパウエルがドカドカしたドラムで入ってくるところが良い。良い感じで眠りに入ったところに喝!って感じです。

ジェフベックグループ(2期)とはうって変わってシンプルなドラミングをするコージーパウエルに◎。

このアルバムを境にリッチーがズラにしたとか(ホントかどうかは知らない)。

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