抜群のバランス
テクニック、音色、スピード共に高いバランスを保っている演奏が収録されているCD。
特にスクリャービンが彼らしい演奏。その意気込みが感じられる。
エチュード8-12が数あるホロヴィッツの演奏の中でも最高ランクの出来栄えである。
このような演奏をされてしまうと、他のピアニストは非常に困ってしまうのではないだろうか?音質も良好であり、ホロヴィッツトーンを充分に楽しませてくれる。
そしてラストのカルメン変奏曲。
良く他のCDにも収録されている音源であるが、さすがに恐ろしいまでの演奏。ライブ盤での代表音源であることが感じ取れる。
ホロヴィッツが年少期に憧れた大ピアニストであるスクリャービン。
そんなホロヴィッツのスクリャービンに対しての感情がとても良く演奏を通じて強く感じる。
恐らく、スクリャービンの作品を演奏するにあたってホロヴィッツをおいて彼の右にでる演奏家は今後出現するのは難しいのではないだろうか?