チープだけれど、よい。
このトニー・スコットという監督が私は好きではありません。
トップ・ガンはどこがいいのかさっぱりわからなかった。
それでも、この作品は面白いと思います。
脚本がいいからだろうと言うと、「これだからタランティーノ信者は・・・」
という声が聞こえそうですが。変更したというエンディングですが、ハッピーエンドでも、そうじゃなくても楽しめたと思います。
おそらく、タランティーノの目指す本当のロマンスとは、映画の冒頭にセリフとして挿入されている、「派手に生きて、若く死ぬ」という点にあるのだと思います。
そこに待ったをかけたトニー・スコットの極めて良識のある判断は、本作に貢献しています。
といっても、途中までであれだけ人が死んだのに、最後に二人だけが幸せになるのかよ!!とつっこみ入れたくなったのも事実ですが。
まあでも、後味がいい。
すっきり楽しめます。
星四つ。
前略 アラバマ様
アラバマ様前略ごめんください
この映画に出会って早八年。
何を隠そうあなた様は長い間、私のあこがれの女性でした。クラレンス
と語り合うキュートな澄んだ声、彼に投げかける無垢な笑顔、必死に戦
う強さ。死と化かし合うような交渉の場面でもあなた様は「You are
so cool.」とナプキンに走り書きし、唯一のヒーロー、クラレンスを見
つめていました。…私もそんな愛に出会い、かわいい女でいたいそう思
ってきました。
その後私も様々な映画体験をし、この映画がMy Bestではなくなってい
ったのですが、それでもあなた様の芯を持った可憐さは心に残り色あせ
ることはありません。近々また見させて頂こうと思います。
今となっては疾走した時も半ば遠い過去となられたことでしょう。
どうかメキシコの地でクラレンスと末永くお幸せに…
かしこ
…手紙風に書いてみました(照)
私はパトリシア・アークエットさん演じるアラバマにグッと来たわけで
すが、他の出演者の皆さんも見所満載です。脚本のタランティーノの後
の作品に見られる緊張感あふれるシーンやオタクっぷりも発揮されてま
す(タランティーノが撮ってたらどうなっていたのか…)。若い方にオススメです。