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はつ恋 [DVD]の解説病床の母の頼みで、古いオルゴールを探しだした17歳の娘、聡夏。そのなかから古い手紙と、若き日の母とその初恋の相手、藤木の写っている写真を見つける。もう長くはない母のために、藤木を探す聡夏。しかし、ようやく探し当てた彼は、すっかりうらぶれた中年男になり果てていた。聡夏は藤木を改心させ、母とかつての約束の地「願い桜」の下で再会させようとするが…。 はつ恋 [DVD]の商品レビュー 「なっちゃん」が春に輝く秀作
田中麗奈扮する聡夏が体験する人間の出会いと別れを描いた秀作である。聡夏があの手紙を発見しなかったら、母と藤木が再開することもなく、また聡夏自身の成長もなかった。言ってみれば、娘の暴走行為に周りが振り回される映画である。しかしそれが全く嫌味にならないのは、ひとえに田中麗奈のキャラクターだろう。元気娘のイメージが浸透しているので「しょうがねえなあ、こいつ」という優しい視点で観客も話に入っていける。これを宮崎あおいが演じたら、母の死を直感して涙ながらに藤木のもとを訪ねるような違うストーリーになっていたと思う。加えて共演が真田広之、平田満、原田美枝子ら名優揃いで、物語に真実味を与えている。真田はアクションだけでなく、こういう役柄もこなせるのが強い。ハリウッドももう少し真田広之の本当の凄味を勉強したほうがよい。ラストシーンの桜は見事だった。聡夏は役柄上、やはり夏生まれの「なっちゃん」なのだろう。夏女がしとやかに春の桜を迎えられる成長の過程も観ていて感動的だった。皆さんも書かれているが、やはり春に観たい一本である。 平田満に涙腺を預ける
もう泣いた泣いた。泣きまくりました。 ストレートな表現
篠原哲雄監督は、美しいものを美しく描く。ストレートに、素直に、心に響かせる術をよく知っている。この作品は、田中麗奈のピュアな演技を存分に引き出して、美しい高遠の世界をさらにひきたてる。この作品のストレートな描き方は、同監督の映画、浅田次郎原作「地下鉄に乗って」でも、存分に表現されている。「地下鉄に乗って」を見るのであれば、その前に、このビデオは、是非みておきたい。 小品ながら、誠実で清々しさ溢れる秀作。
そのタイトル名からして、かのロシアの文豪の同名小説を想起してみたものの、まるで異なる、しかし、これは素敵な映画だと思う。“はつ恋”という、誰もが持ちえる郷愁と切実さ溢れるある種の甘美な思い出の断片をモチーフに、それを決して感傷的なムードに陥らせず、“今”の視線で、家族や親子の絆、恋愛や大人への成長を、“歓び”と“痛み”を以って、誠実に慎ましやかに謳いあげている。主要人物の4人の誰にも感情移入出来る脚本が見事。物語の主筋には絡まないが、私は、愛妻の苛酷な運命を聞かされ、娘とも疎遠になりながら、感情を押し殺して気丈に振る舞う平田満に、最も心動かされた。ラスト近くでの、家族3人の2度に渡る記念撮影は、ツライながらも、各々が苛酷な壁を乗り越えた(受け入れた)上での充足感=清々しさが感じられ、胸を打つ。原田美枝子は私と同世代だが、10代に「青春の殺人者」や「大地の子守唄」での奔放な役柄そのものの活発なイメージから30年、素敵なおかあさん女優になった。女優といえば、主演の田中麗奈も大器を感じさせる存在感。映画を主な活躍の舞台にしてくれていて、映画ファンとしては嬉しい。 桜ってひとりで見るのは辛いよね
こういう美しい映画こそ、劇場で鑑賞したかったと悔やまれます。 DVDの最新売り上げランキング - トップ10
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