envyはこれだけ
高校時代,なにをやってもうまく行かなかった時期だ.
そのころにこの音源と出会って,俺が聞きたかったのはこれなんだよ!!
と88年の10.19近鉄ロッテ戦以上に興奮したことを覚えている.それからは,来る日も来る日も寝ても覚めてもこればっかり聴いていた.
この音源をCDウォークマンにぶち込んで,道でひとりジタバタしながら
歩いた日々が懐かしい.自分の青春のメロディはenvyなんだなと思う.
全くもって根暗な青春だ.だけど良い青春だと思う.
今では考えられないけれども,本当にぼろっぼろ涙を流しながら
聴いてたくらいなんだから,きっと暗いけど熱い青春だったんだろう.
そして恋焦がれたenvyとの初遭遇.あれは確かトゥパマロスとリーリィ
っていうドイツのバンドとのカップリングツアーだったと記憶してる.
あれを見てから,あれだけ聴き狂ったこの音源を聴かなくなってしまった.
あんなライブを見た後では,もうこんなCD聴く気がしなくなったからだ.
同じバンドで,同じ曲だけど,全然違う.それくらい衝撃的なライブだった.
そしてライブ後結局envyの人には緊張しすぎて話し掛けられず,
トゥパマロスの日本語ができる外人と肩組んで,「ブラザー!」とか言って
お茶を濁したんだっけな.しょっぱいぜ,まったく.
この後envyは何作も音源を発表してるけど,別に良くなかった.
envy自体が良いバンドじゃなくなったのか,それはよく分からない.
多分単純に,この音源が自分にとって特別過ぎただけなんだろう.
今ではもうこの音源を聞くことも無いけれど,やっぱり墓場には
持っていきたい.envyの他作品はいらねーや.ただの単調で退屈な音楽だ.
今でもライブは行きたいけど,かったるいポストロック風の楽曲なんて
へそが茶をわかすってなもんだ.さよならenvy.さよなら青春.