あなたは何やってんです!そんな所でッ!!
第2巻では、3~6話が収録されている。あまりにもヘヴィーな内容に、まだDVDが2枚目であるにもかかわらず、少し憂鬱になってしまう。あまりの重苦しさに、カミーユの精神が早くも破綻するのではないかと不安になるほどである。事実、破綻しかかっているが・・・。『Zガンダム』の持つ重苦しさは、戦争という愚行だけでなく、戦争を行なうにいたった時代背景、そしてその時代を築いた人々までしっかりと描いているからこそ生まれてくるのだろう。6話では、アムロが初登場を果たす。カミーユ、クワトロ、そしてアムロ。それぞれが作品の主人公であり、それぞれにドラマがある。敵・味方関係なく、脇を固めるキャラクター達にも同様にドラマがある。時代をより良い方向に導くため、大切な人を守るため、あるいは己の野心のため、様々な理由によって彼等は命を懸けて戦う。だが、誰も幸せにはならない。『Zガンダム』を観ていると、戦争がもたらすものは不幸そのものでしかないことが良く判る。
ちなみに、ガンダムシリーズの中で最も不幸な男・ジェリドは左遷され、周囲から馬鹿にされており、早くもその能力を発揮しつつある。逆ギレするその姿は、まさに負け犬という言葉が相応しい。彼は仲間との出会いと別れを繰り返し、少しずつ成長していくのだが、成長した分だけ不幸になっていく。
私は『Zガンダム』こそガンダムシリーズの最高傑作だと信じているので、ガンダムに興味のある方全てに観ていただきたい。でも、涙も出ないほど不幸な話なので、ドス黒い話が苦手な方は観ないほうがいいだろう・・・。