また、船を失う艦長をやってしまいました・・・。
カミーユとの戦闘により、早くもライラが散る。ティターンズ側のメインキャラになると思っていたので意外だったが、戦争というものはそういうものなのだろう。誰がいつ死ぬのかなんて判る筈もない。彼女はジェリドに対して「いい男になれる素質がある」と言っていたが、残念ながらその素質は一生開花しない。素質はあるのだが運がない。彼は純粋すぎるが故に不幸なのだ。なんとも悲惨な話である。第3巻は、「1st」で活躍したカイやハロの再登場、『Z』のラスボスであるパプティマス・シロッコの登場、ブライトとクワトロの初トークなど見所が多い。「クワトロ大佐」とカマをかけるブライトと、「私は大尉です、ブライト中佐」と軽く否定するクワトロのやりとりは面白かった。『Z』には多くのキャラクターが登場するが、一人一人の性格がその言動にはっきりと表れている。だからこそインパクトのある台詞が多く、ストーリーが奥深いものになっているのだと思う。第9話で、カミーユは「僕に見込みはありません。自閉症の子供なんだ。」という台詞を吐く。こんな事を言うアニメの主人公など見たことがない。根暗なメカヲタクだったアムロ・レイよりも彼の心は病んでいる。戦時下においては、倫理的に行動できる人間のほうがある意味異常であるので、彼の言動は当然の事なのかもしれないが・・・。
第3巻は、カミーユのニュータイプ能力の肥大、物語を引っ張る人物たちの登場など、物語が広がりを見せつつあるので、なかなか見応えのある1本だった。