止まらない狂気、膨らむ狂気
キーファー・サザーランドが初監督したバイオレンス・アクション。
主役はビンセント・ギャロ。あちこち出てくる俳優ではないぶん、新鮮でよかった。脇に回ったキーファー・サザーランドの短気で凄みのあるキャラクターは狂気そのもの。出演者全てのキャラクターが見事に描かれており、キーファーの演出力は本物。大いに見ごたえのある作品だった。転がり落ちるように膨らむ狂気。細部は異なるものの、話の流れから、どうしても「ボニー&クライド」を思い出す。
狂気ってやっぱきまぐれなんでしょうね
狂気って慢性的な人なら別だがそうじゃない人には本当に急にあらわれるものなんだろうと感じさせてくれた。一緒に逃亡する登場人物たちは人質だったり犯人だったり実はおとり捜査官だったり、根っこのところは別々だ。それなのに人質だったはずの男が犯人に同調していったり、というのをみているとこうした状況の中で自己を保つことの大変さがわかってくる。この中で最後まで自分をしっかり保っていられた人物はいないような気がする。
意外とイケる
俳優が監督した作品というのは、これといって面白い作品がない中、キーファー・サザーランドが監督した本作は良かったです!
ストーリー的には銀行強盗を計画し、仲間のミスで組織に追われるといったありがちな展開ですが、人質を捕り、一緒に逃げる内に逃亡犯と人質の間に仲間意識が芽生える辺りが新鮮でした。 キャストでは、個人的に好きなヴィンセント・ギャロが出ていて、ラスト・シーンがB.G.M.と共に印象的でした。
クライム・サスペンス好きにオススメです!