こんなマニア向け映画をなぜ戦時中に??
海軍の宣伝映画のような趣向です。予科練に志願する少年の成長を描いている前半部分はあまり面白くないです。
後半の1/3くらいが真珠湾攻撃とマレー沖の攻撃シーンです。
本物の海軍の空母と航空機が出てくるので、軍事マニアは萌え萌えかと思います。(私はあまり詳しくないのでちょっと残念です。)
ゼロ戦、97式艦攻、と陸上の爆撃機(形式わからん)の実物が出てきます。
愛知急降下爆撃機(模型のみ)も出てくる。
特撮の真珠湾の模型はかなり良くできています。
破壊シーンも凄い。こっちも特撮マニアは萌え萌えです。
ラストは非常に格好良く終わります。
艦長のセリフが終わった瞬間に軍艦マーチがかかってイメージ映像が流れます。
軍艦の実写映像をテンポ良くつないだシーンです。
日本の戦艦の中でも最も格好良いと言われる長門と陸奥(たぶん)が出てきます。しかも主砲ぶっぱなしてる。
(私は扶桑の方が好き)
前述しましたが、ストーリーは一部大変間延びしており、娯楽作品と考えるとあまり面白くないです。
その割に本物の空母から発艦する航空機と、真珠湾攻撃の特撮の日本的職人芸は大変素晴らしく、
完全にオタク向け映画です。
若いネット世代の人が見たら変な方向に勘違いするんじゃないかなあ?と思いました。
「これ、カッコ良すぎるよ。やばいよ。」と思いました。
戦時中になんでこんな映画を作ったのか大変考えさせられます。
やっぱり日本はオタクの国なんだなあ…と。
地獄の黙示録も・・・・
マレー沖海戦場面で96式陸攻機がイギリス艦隊に襲い掛かる直前の場面は、地獄の黙示録で空騎兵が音響作戦(ワーグナーのワルキューレの騎行)を行うシーンで使われている。コッポラ監督もこの映画を参考にしたのではないかと考えられる。見た後の爽快感がなんともいえない。やはり力の象徴である軍事力は必要でないかと考える。古き良き時代の日本が映し出されていて、現在の若者と対比すると考えさせられる。