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2001年宇宙の旅 [DVD]

2001年宇宙の旅 [DVD]

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2001年宇宙の旅 [DVD]の解説

   あまりにも有名なスタンリー・キューブリック監督の代表作であり、SF映画史上に燦然と輝く名作。400万年前の人類誕生以来、人類の進歩の過程で必ずその姿を現す黒石板モノリス。この謎の物体を解明するため、5人の科学者を乗せた宇宙船ディスカバリー号が木星に旅立つ。 神秘的で難解なストーリー、当時の技術の粋を集めた特撮の醍醐味、「ツァラトゥストラはかく語りき」などクラシック曲の効果的使用など、大いなる映画的革新と冒険に満ちた壮大な映像叙事詩である。本作は完全表現主義者であるキューブリックが到達した1つの頂点であると同時に、映画という芸術自体が到達しえた1つの頂点でもある。アカデミー賞特殊効果賞受賞。(山内拓哉)

2001年宇宙の旅 [DVD]の商品レビュー

5.0 セリフが少ないのに…
12年前に初めて鑑賞し、その映像の素晴らしさに感動してパンフレット(おそらくリメイク)を購入しました。この映画はキューブリックやアーサークラーク?が想像する人間の進化、神の存在、宇宙の構造等を表現しているみたいです。 パンフレットに『テクノロジーが発達し続ければ…いつの日か、それは魔法のようになる。それを使いこなす人間は神のような存在といえる。』とあります。いや〜考えます。考えずにはいられません。地球や人間が宇宙のチリ以下なのか?それとも?
3.0 待たれるHD版
SF映画の定番と化してしまった感のある作品。
一番良いのは、今は無きシネラマ劇場で鑑賞することなのでしょうけれども、
もはや今後、そのようなベストの環境で視聴することは不可能でしょう。

作品を見ると、まだ米ソ冷戦構造が続いていたり、パンナムがまだ企業活動を
続けていたりと、10代から20代の人からするとあれ?と思われるような
シーンが出てきますが、そこはご愛敬。さすがのクラークもキューブリックも、
ここまでは予言できなかったのは仕方ないところ。

でも、登場する設備や機器、装備にシステムは40年前のものとは思えないほどの
精緻感とリアリティ志向で迫ってきます。ただの試作レベルでない、製品レベルの
完成度を持ったインダストリアルデザインには驚かされます。特に、終盤のHAL
の中央処理センターのデザインや機能には、まず当分は、どのコンピューター
メーカーも到達することはできないでしょう。

ただ、人類の進化についての定義が21世紀になってかなり、20世紀…この
映画が作られた当時のそれと比べてかなり揺らぎ始めているのも事実です。
それについては、あえてキューブリックが当時の進化に関する固定観念と、
それへの極端なこだわりを、ゴミ箱に放り込んでくれたおかげで、まだまだ
この映画が古ぼけることは、当分ないでしょう。
むしろ、この映画の後に続いた、ますます俗っぽくなる傾向にあるSFもの
に対して、絶対的な価値を保ち続けるのではないかと思っています。

惜しむらくは、すっかりSF名作として定番化して、かなり前に一度作られた
マスターが古く、DVDソースとしてみてもあまり画質がよろしくないところ。

聞けば、米国ではHD版が鋭意制作中とのこと。
一日も早く、発売していただきたいものです。

5.0 人類進化の弁証法
レビューにおいてまだ誰も指摘しておられないようですし、製作からおよそ40年を経ていることからあえて。
本作のテーマは明らかに人類進化です。肉体だけの存在(動物)から、道具を使うしかし依然として物理的な存在(人)へ、さらに道具がいらない非物理的な存在(宇宙精神)へという段階的進化です。注目すべきは、その進化のダイナミズムが弁証法的であることで、各進化段階は構造的矛盾が極まった時、次の段階へ止揚(今時ちょっと恥ずかしいですが)されます。「人」段階における矛盾は、道具と人との関係で、骨のような単純な道具はともかく、HALのような高度な道具においては、人間の不完全性(誤謬性)において矛盾が極まり(木星探査のような高度ミッションにおいてそもそも人など必要なのか)、その矛盾を止揚するように進化がおこります(道具の要らない非物理的な存在へ)。後半はその誕生のメタファーで、ディスカバリー号が精子型であること、地学的さらに生物学的イメージの連続(個体発生は系統発生を繰り返す)はそのためです。最後の老いたボーマン船長と白い部屋の家具調度にご注目ください。肉体はほとんど無と化し道具はその親近性(馴染んだ感じ)を剥ぎ取られています。こうした文脈において、ディスカバリー号におけるランニング等の肉体性の強調、HALとの誤謬に関する対話(議論)が意味を持ちます。
しかし、そう解釈しても依然謎は残ります。モノリスはいったい何なのか? 私の最愛の映画、いや、人類についての物語です。
5.0 これこそ真に猿の惑星ではないのか !?人類400万年全史 !?
監督がこの作品で試みたことは、「無重力」の顕在化に他ならない。名高く難解な原作の、視覚化に何も1000万ドル以上費やす必要は無い。とりあえず400万年を描ききっているからとの理由からこの作を史劇と仮に定義してもよかろう。史劇には大オープンセットがつき物である。完璧主義者の監督だから、張りぼては一切使わず、実物大のセットをスタジオに組み、万全を期す構えだ。したがって本物の巨大セットでの撮影の強みが今日でも再見三見にたる結果となった。しかしながら僅かに合成映像が散見されるが、斟酌しても良いではないか。却って新鮮である。では本題に戻ろう。ここには猿人らしき生き物、人類、生きた機械、黒光りした記念碑みたいな物が登場し意味ありげな行動をとり謎が謎を呼ぶ構成になっている。しかし、この作のテーマはあくまで「無重力」である。観客は惑わされてはいけない。よって監督が描きたかったものは同質性である。例えば、舞い上がった道具というか骨みたいな物、漆黒に浮かぶ宇宙船、船内の客室乗務員!?、の船内歩行、船内を正確に一回転する壮大なランニング、船外に出された主人公の地獄の空間浮遊、バロックな一室での球体の浮遊、大仕掛けの宇宙船航行、ラストの胎児らしき生命の宇宙空間浮遊、そして黒光りした記念碑みたいな物も宇宙空間に浮かぶ事になるだろう。この様々な形での、「無重力」のスペクタクルこそ監督の狙いなのだ。その中でも最大の見物は冒頭で猿人らしき生き物の眼前に屹立していた黒光りした記念碑みたいな物をなんとか無重力化しようとする、殆ど偏執狂なまでの監督の妥協の無さなのである。謎めいたスターゲートへの進入は、あくまで仮定だが映画の視覚を無重力化しようとした監督の壮大な実験の様にも思える。
4.0 難解な・・・
小説を先に読んだので、わりとすんなり見れた。二年ほど前のことです。最近見直しました。・・・・難解だ、と言われる理由がようやく理解できました。

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