純粋にファンが楽しめるうる星の映画
当時待ちに待ってた劇場版第一作です。
ストーリーはいまさらなので割愛しますが、楽しかった頃の思い出と
リンクしているせいか、結構好きな作品ではあります。公開後、雑誌の企画にて宮崎駿監督と押井守監督の対談があり、宮崎
氏がかなりこの作品に辛口のコメントをしていたことを思い出します。
押井氏も若く、かなり両者激論を闘わせてましたが、押井氏は後に
「自分でも弱いと思っていた部分をストレートに突っ込まれてしまい、
エキサイトしてしまった」と述懐していたことから分かるように、作品
としては押井氏の感性とファンサービスという「仕事」がせめぎあい、
単体の映画としては満点は出せません。面白かったけど。
この対談を契機として二人は意気投合し、交友を深めることになります。
余談ですが「宮崎駿プロデュース、押井守監督による劇場版ルパン三世」
という幻の企画(カリオストロの次にあたる劇場用3作目)もこの対談
からスタートしたのですが、ルパンという存在を消滅させてしまう内容
に会社側からNGが出てお蔵入りしたことが悔やまれます。
本作は、現在アニメ・実写を問わず活躍する押井監督の紛れもない
劇場映画の1作目ですが、それを気にせず楽しめる「うる星やつら」
の映画です。原作高橋留美子氏は劇場用作品のなかでこれが一番の
お気に入りだったそうです。
エル!!
エル!
うる星やつらの作品の中でも、これほど華麗で薄幸な美少女はいない
11年待った相手には、妻がいて
しかも・・・このキャラはその後、”円盤皇女ワるきゅーレ”のワルキューレ
に影響を与えたと想われる(個人的な観測です)
うる星やつらの良い点は、お伽噺や風習や妖怪の類を話に取り入れているところ
宮崎駿作品と通じる点がある
だから、今でもファンを増やしている
リアルタイムで観ていた世代としては、感無量である