もっと聞きたい…
曲目もアーティストも半端ではありませんが、何より驚くべきは全曲の雰囲気も、曲順も、歌詞もメロディも、映画バニラ・スカイを余す事無く再現している事です。奔放な性格を晒しスポーツカーを走らせる冒頭(R.E.M.)、不安を煽る謎の幕開け(レディオヘッド)、苦味も酸い味も甘味も存分に盛り込んだ運命(ポール・マッカートニー)…
恋人との時間も恐怖の瞬間も孤独も迷いも、見事に楽曲が語り尽くします。
映画にはまった人は是非もう一度、できれば歌詞を噛み締めながら、音楽が紡ぐストーリーを堪能してください。
願わくばもう少し聞きたかったような、しかしこれ以上足して蛇足にしたくないような、とにかく絶妙。音楽好きにも文句無しでお勧めです。
「音楽好き、ロック好きを満足させてくれる“良質アルバム”」
ドライブ感全開のR.E.Mから始まって、
レディオヘッドの名曲、
ポール・マッカートニーのタイトル曲の3連発、
ラストはケミカルブラザース。これだけでも凄いけど、このアルバムの魅力は、
その間に収められている楽曲にある。
ピーター・ガブリエル、トッド・ラングレン、
ハート(ナンシー・ウィルソン)、ボブ・ディラン、
モンキーズ、シガー・ロス、ジェフ・バックリーといった
毛色の違うミュージシャンたちの楽曲が、
統一感ある選曲意識でピックアップされている。
それらが1枚のアルバムとしてまとまっているので、
様々なテイストの音の広がりが味わえる。
この映画『バニラスカイ』の監督は、
15歳からアメリカの音楽雑誌「ローリングストーン」の
ライターになった伝説的人物。
頭までどっぷりロックミュージックにつかりきった男の、
入魂セレクト(音質もいい)。
ジュリー・ジアーニという女性ボーカリストが、
「I FEEL APART」という変わった雰囲気の曲を歌っていて、
じつはこれがキャメロン・ディアスだったというような
茶目っ気もある。
音楽好きを満足させてくれる、
奥深くて、刺激的なアルバム。