これは”懐メロ大会”じゃないです
79年小5の時、何気に立ち寄った本屋で甲斐さんの自伝『荒馬のように』を買って読みました。
その後、興味が深まり、あの『甲斐バンドストーリー』を聴いて俺の人生が変わったような気がする・・
この100万$ナイトは、その79年の武道館だ。
当時小6の俺は幼くてチケットの入手方法も知らずに行けませんでした。
翌年80年の武道館(ジョンレノンが死んだ日)から解散まで毎年通った武道館公演・・
その毎年行った武道館公演の初年度録音盤。当時はこのアルバムを本当に良く聴きました。個人的に思うが、バンド・・特にロックバンドには賞味期限のようなものがあるような気がする。
そういう意味では、この時期が一番、新鮮味も旨みもあった頃のように思う。
正直、最近の甲斐さんには興味ないし、失望してる一人です。
しかし、このアルバムで聴ける甲斐バンドは”何か”がありました。
曲の選択や構成も素晴らしい。日本のロック史に残る名盤の一つです。
甲斐バンド最強のライブアルバム
僕の記憶が正しければ、たしか甲斐バンドが最初に武道館でコンサートをしたのが1979年で、この音源はまさにその時の模様だったと思う。
(このライブの時点ですでにベースの長岡和弘は不在だったが)前年に「HERO」がブレイクし、当時新曲だった「安奈」も高い評価を受けて、バンドはまた次に向けて脱皮をしようとする充実期であり、どの曲も輝いている。
特に「きんぼうげ」「らせん階段」「ポップコーンをほおばって」はオリジナルのスタジオ録音バージョンよりも段違いにキレが良く、「LADY」「翼あるもの」「100万$ナイト」に至ってはオリジナル版しか知らない人がこれを聴いたら最後の一音まで鳥肌が立ち続けるだろう。このあとパーカッションをフューチャーした『流民の歌』や現在の都庁スペースで行なわれた『THE BIG GIG』などのライブアルバムが発表され、それぞれに魅力はあったが、僕にとっての最強のライブアルバムはやっぱりこれを選びたい。