純粋な美しさを持つ名作。
私の一番のお気に入りです。とってもとっても素晴らしい映画です。ケビンとマックス、2人の(いわゆる)障害児が主人公です。(ではテーマは障害児差別でしょうか。それとも友情?私は人生だと思います。)2人がごく「普通」の子供として描かれているのが素晴らしいと思います。かわいくて素直でけなげで道徳的な、涙を誘う「障害児」ではありません。ケビンは気が強くて生意気、マックスは気が弱くてふさぎがち。自分を何かに例えて夢中になる空想遊び。よくいる小学生です。自然に偏見が薄らいで消えていきます。
面白いなと思ったのは、中世の騎士のお話『アーサー王物語』がずっと物語に寄り添っているところ。様々な場所に現れ、そのために全体に古いおとぎ話のような雰囲気が漂っていてとても!魅力的です。テーマ曲(THE MIGTHY/勇者 by sting)がまたこの雰囲気によく合っています。この曲(の雰囲気)には何度も励まされました。
また、親子愛や友情も自然な美しさで描かれています。それに楽しい場面やはらはらする場面や痛快な場面や感動の場面、観ている人を飽きさせません。
それに、おかしな演出や誇張や余計な場面など、いわゆる(嫌な)くささが一切なく、とても純粋できれいな物語だと思います。人間の純粋な内面は「(美しく)くさい」もの。爽やかな余韻を残す、気持ちのいい映画でした。本当によくできた、本当に素晴らしい映画だと思います。誰にでも勧められます。
(不満なのは邦題です。原題は訳すと、勇者フリーク(freak/奇形)。2人が、中世の騎士を真似て自分たちに与えた称号です。それに映画の中で、自分たちは友達ではなく相棒だとはっきり言っています。)