すきです
怪優がたくさん出てらっしゃいますので、映像的に見せ場たくさんです。人によっては人気のない映画ですが、ミラ・ジョボビッチの魅力を余すことなく発揮しています。(参考になってないか。)いや、面白いですよ。なにせ、「Follow me!」という台詞にゾクソクしてきます。
女性の持つ隠された一面が潜在的に映像化されているような気がします。
まさに「Fanatic」といった感じ。
ベッソンにとってのジャンヌは・・・
この作品は、凄惨な戦闘シーンや、ジャンヌが見る幻影が視覚的にとても印象的です。
ストーリーはジャンヌ・ダルクの心理的な面に重心をおいて進んでいきます。そのため、女性ながらに大軍を率い、母国を危機から救ったジャンヌ・ダルクの「かっこよさ」を期待してこの作品を観ると少し違和感があるかもしれません。この作品の重要なファクターはしばしば登場する幻影だと思います。ではジャンヌが見た老人や小さい子供はいったい何者なのか?もちろんジャンヌの「自己」でしょう。老人や子供の姿をしているのは、ユングのいう自己のシンボル「老賢者」や「始源児」にあたります。
リュック・ベッソンにとってのジャンヌ・ダルクは、夢や幻想の中で人格化された自己のシンボルとの対話を「神の啓示」!!と解釈して悲劇的な最期を迎えた悲しい女性なのでしょう。